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【葛飾区】24種類、約1000匹の金魚が見られる葛飾区金魚展示場。赤ちゃん金魚が華麗に色変わり中!

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

残暑が厳しい今日この頃、涼しげなものを見て癒されたい…
そんな時に、金魚の鑑賞はいかがでしょう?

葛飾区金魚展示場では、24種類、約1000匹の金魚を飼育・展示しています。現在、小さな稚魚たちが元気に色変わり中。美しく成長する過程を、ひとめぐりで観察できます。
しかも入場無料です!

水元公園の一画にある葛飾区金魚展示場
水元公園の一画にある葛飾区金魚展示場

水元公園のハス池の向かいに広がる金魚展示場は、東京都水産試験場の跡地にあります。
場内には48面のタタキ池が並んでおり、色も形も様々な金魚たちを上から見られます。

屋外に並ぶ48面のタタキ池
屋外に並ぶ48面のタタキ池

鮮やかな金魚たちが泳ぐ様子に目が釘付け
鮮やかな金魚たちが泳ぐ様子に目が釘付け

白地に頭部が赤いキンギョは「タンチョウ」。わかりやすい名前。
白地に頭部が赤いキンギョは「タンチョウ」。わかりやすい名前。

それぞれのタタキ池では、品種と成長段階で分けられた金魚たちが泳いでいます。
同じ品種でも、稚魚・一年後・二年後では色や形が大きく変わっていくことが、展示場をひとめぐりするとよく理解できます。

たとえば、目の下に風船のような袋が付いている品種「スイホウガン(水泡眼)」では…

スイホウガンの稚魚
スイホウガンの稚魚

上はスイホウガンの稚魚。体は小さく、色は黒っぽく、袋はあまり目立ちません。

生まれて一年のスイホウガン
生まれて一年のスイホウガン

こちらは生後一年経ったスイホウガン。大きく成長し、体色は鮮やかな赤や白に!

生まれて二年のスイホウガン
生まれて二年のスイホウガン

右の個体は、生後二年経ったスイホウガン。目の下の袋がはち切れそうに大きくなっています。

こんな風に、金魚の成長段階を一度に見ることができるのがこの展示場の魅力です。スイホウガンの袋の中には、リンパ液が満たされているそうです。

かつて東京都水産試験場だった頃にここで品種改良された、「エドアカネ(江戸茜)」が泳ぐタタキ池もあります。この名前は、たそがれの茜色から付けられたそうです。

葛飾出身!「江戸前金魚」と呼ばれるエドアカネ
葛飾出身!「江戸前金魚」と呼ばれるエドアカネ

エドアカネの目の色は、よく見ると赤色!たそがれ時の空に沈む寸前の太陽を見るような、ミステリアスな美しさの金魚です。

夕景を思わせる色のエドアカネ。目が赤い様子がわかりますか?
夕景を思わせる色のエドアカネ。目が赤い様子がわかりますか?

他にもたくさんの種類の金魚が泳ぐ葛飾区金魚展示場。とにかく癒されます!
屋外施設なので、ご見学の際には日傘の準備もお忘れなく。

【基本情報】
施設名 葛飾区金魚展示場
住所 東京都葛飾区水元公園1-1(都水産試験場跡地内)
電話 03-3693-1777(公園課管理運営係)
開場日 3~10月 月曜日を除く毎日(月曜日が国民の祝日の場合は開場。その直後の休日でない日が休場)
開場日 11~2月 土曜日・日曜日・国民の祝日(年末年始は休場)
開場時間 9:00~16:30(入場は16:00まで)
入場料 無料
公式案内 https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006909.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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