トルコ/新たなるオスマン帝国の夢(6)
このエルドアンへの権力の集中という現象に拍車を掛けた軍のクーデター未遂は、なぜ起こったのだろうか。軍は、トルコの政治において、どのような役割を果たしてきたのだろうか。トルコ軍にはクーデターを起こす傾向があった。トルコ共和国は、第二次世界大戦後に複数政党制度を導入した。そして現在までに4回の軍事クーデターを経験している。1960年 、1971年 そして1980年と1997年の4回である。そして、2016年のクーデター未遂である。これ以外にも失敗したクーデターが1960年代に2回記録されている。なぜ、頻繁にクーデターを起こす傾向がトルコ軍にはあるのだろうか。
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