【富士宮市】子供の頃憧れだった『いけだ化粧品店』 昭和にタイムスリップしたような店内に思わず歓喜♪
私が幼い頃、大宮町にはユニーがあり、車ごと屋上の駐車場に運んでくれるリフトが、まるでサンダーバードのような未来的なものに思えて、大好きでした。
その時から気になっていたのが、角にある『いけだ化粧品店』です。綺麗な女の人が出入りするのを眺めて、「私もいつか、いけだ化粧品店で買い物できるような、きれいな人になりたい!」と憧れを抱いていました。
現在富士宮の商店街は『第20回ふじのみや・まちなかアートギャラリー』が開催されています。
今回はマイロード本町商店街で、アート鑑賞をしていたところ、ふと目に入ったのが、『いけだ化粧品店』のショーウインドウに飾られた、猫のヒゲがデザインされた斬新なバッグ。
そしたら、昔の思い出がフラッシュバックして、お店のドアに手をかけている自分がいました。
映画館だったお店を改装して、化粧品の販売店になったのは昭和7年というので、90年近くの歴史あるお店です。化粧品店になってから店主さんは3代目なのだそう。
扱っている化粧品の中でも力を入れているのが、アメリカのリディア・オリリー夫人が開発した、アザ、傷痕、皮膚の変色を自然に隠す化粧品カバーマーク ブランド。
昭和38年に発売されたカバーマーク、外資系化粧品を取り扱っていた化粧品店も少なかった時代、『いけだ化粧品店』に多くの女性が訪れていたのが目に浮かぶようでした。
化粧品以外にも、アクセサリーやハンドバッグ、洋服などの取り扱いもあります。
レトロかわいいカメオや、クラシカルな装いのアクセントになる水牛製品のブローチなど、今身に付けたら、逆に素敵なアクセサリーが沢山あるので、レトロなものを探している方におすすめです。
デザインが豊富なバッグは、どれにしようか迷ってしまいます。
アドバイスもしてくれるそうなので、迷ったときには店主さんに相談して選んでも良さそうですね。
そして、私が一番気になったのが『ロケットペンダント』!
今はスマホで写真を簡単に見れる時代なので、若い世代は知らない方もいるのかもしれません。ロケットペンダントとはチャーム部分が開閉式になっていて、好きな人や家族の写真などを肌身離さず持ち歩けるもの。
チェッカーズの『涙のリクエスト』歌詞内でも歌われています。
懐かしさのあまりついつい購入してしまいました。1500円と値段もお手頃なので、一日のちょっとしたご褒美に手が届きます。
子供の頃の懐かしさと、歩く景色を比較しながら、まだ何も入っていないロケットペンダントを開き思い出した記憶を詰め込みました。
いけだ化粧品店
住所:富士宮市大宮町18-6
TEL:0544-26-2247
営業時間:9:00~19:00
定休日:無休