ヒロミ、よいこ濱口、ハンバーグ師匠など芸能人オーナー多数のCT125 ハンターカブ 試乗インプレ
発売開始から60周年突破。
世界累計台数1億台突破。
2018年はスーパーカブのメモリアルイヤーでした。
それ以来、スーパーカブが話題にでることが増えており、その理由の一つがバリエーションモデルが増えているということ。
基本的には商業車両のスーパーカブ、それにオフロードの要素を追加したクロスカブ、豪華装備をまとったスーパーカブC125など。
そして今回紹介するのはスーパーカブC125をベースにオフロード要素を追加したCT125 ハンターカブです。
芸能人オーナー多数のCT125 ハンターカブ
最近youtubeをはじめる芸能人が増えていますが、趣味のバイク動画を上げる方もいます。
配信される動画を見ていると、CT125 ハンターカブのオーナーになっている芸能人が増えています。
バイクや車、DIYなどのコンテンツを配信しているヒロミさん
釣りやアウトドア、バイクのコンテンツを配信してるよいこ濱口さん
バイクのコンテンツ配信が多めのハンバーグ師匠など。
芸能人の影響は大きいので、バイク業界を盛り上げて頂きたいところです。
基本的にはオフロードの要素濃いめのCT125 ハンターカブ
「答えは、事前の中にある」
「自然を感じて、どこまでも」
「豊かな自然を、ゆったり楽しむために」
などメーカー公式ページを見ても、アウトドア、オフロードの要素を感じさせるキャッチコピーが散見され、使われている画像素材を見ても自然を感じさせます。
装備を見てもスーパーカブ110と比べて前後サスペンションが強化され、サブフレームにエンジンガードなど本格派。
メディアでも林道走行での走破性が積極的に取り上げられています。
ですが、原付二種クラスならメインステージは下道になるはず。今回は下道走行の快適性に絞ってお伝えします。
CT125 ハンターカブの足つき
ハンターカブのシート高は800mm、僕の身長は164cm。撮影時は1.5cmソール厚のライディングブーツを履いていました。
シートに座って足をおろしてみると左側はサイドカバー、右側はマフラーのエキパイがあり足をつく位置がやや外側になります。
そのため数値よりも足つきは悪い印象。ですが車両重量が120と軽量なので取りまわしは不安がありません。
CT125 ハンターカブの燃費
燃費計測の為にトコトコと下道を鎌倉まで走行。
130km程度走行して、55.59km/Lでした。
CT125 ハンターカブのタンク容量は5.3Lなので、270km以上無給油で走れることに。
CT125 ハンターカブの装備
細かいところまでは紹介しきれないので気になった装備を3点紹介します。
ハンドルに直接マウントされたウインカー
フロントウインカーがハンドルに直接クランプされています。
ウインカーの取り付け位置としては異例。他の車種では見たことがありません。
超大型リアキャリア
スーパーカブはもともと商業車両なので、リアキャリアも他車種と比べれば大型ですが、CT125 ハンターカブは更に大型。
市販車両にデフォルトで装着されているリアキャリアとしては異例の大きさといえます。
大型のLEDヘッドライト
灯火類は全てLEDが採用されており、ヘッドライトもLED。
現在ラインナップされているスーパーカブシリーズは全ての車種でLEDが採用されていますが、CT125 ハンターカブのみ一回り大きなヘッドライトが採用されています。
CT125 ハンターカブ試乗してみた
実際にCT125 ハンターカブに乗って走り出してみると前後サスペンションが「カブらしくない」と感じました。
もともと商業車両のスーパーカブは荷物を運ぶことを前提に考えられています。
その為、荷物が破損したり、傷がついたりしないようにサスペンションは柔らかめ。
ですが不整地を走ることも考えられているCT125 ハンターカブは前後のサスペンションがしっかりしていて、体感としては少し硬めに感じます。
フロントタイヤはベース車両のスーパーカブC125と比べて10mm広くなっており、前述したサスペンションがしっかりしていることもあり直進安定性に優れています。
また燃費測定の際に鎌倉のグネグネした山道を走行しましたが、コーナリング中も安定しておりワインディングも楽しく走ることができました。
スーパーカブC125と比べてギア比が変更されており、低中回転重視のセッティングになっているため、グネグネした山道で使う30Km/h~50km/hぐらいのスピードレンジで力強く加速できたのも楽しく走れた要因の一つです。
一般道では制限速度の40km/h~60km/hぐらいで走行している際の「トコトコ感」が非常に心地よく、どこまでも走っていきたい気分に。
CT125 ハンターカブを買った人は全員距離ガバ勢になるはず。
ブレーキは前後共に素晴らしくフロントはかけ始めからガツンと制動し、リアもスピードコントロールしやすいタッチです。
スクープ王のヤングマシンが150cc版のCT125 ハンターカブリリースの可能性を言及していましたが、150でも充分なブレーキ性能です。
CT125 ハンターカブはオフも良いけど下道も最高です
メーカーの打ち出し方もメディアの取り上げも特徴的なオフロード性能に偏りがちですが、下道をトコトコ走るのが最高でした。
試乗する前はオフロード性能を重視しているので、下道の快適性は犠牲にしているかな?と思いましたが、試乗後は下道走行最高!という印象に。
スーパーカブシリーズはラインナップが広がっているので、選ぶ際に
「オフロードは走らないからCT125 ハンターカブは違うか」と思っているなら一度試乗してみることをお勧めします。
下道走行の快適さに驚くはずです。