もう五つ寝るとお正月…。元旦の日本酒、久保田 千寿・純米吟醸を全人類にオススメできる2つの理由
利酒師(日本酒ソムリエ)の渡邉です。
お正月の準備、その中でも我々にとって最重要なお酒の仕入れはお済みでしょうか?
正月の日本酒に求める要件・条件は人によって千差万別だと思います。
昨日も、「正月でも、おせちだけじゃなくて唐揚げとかも食べるなら、この日本酒がオススメだよ〜」なんて記事を書きました。
(昨日の記事はコチラ)
しかし、中には「条件とか、そんなゴチャゴチャと色んな事考えんのはしゃらくせえ」という江戸っ子気質の方もいらっしゃるでしょう。
そんな方々のための「コレを買っとけば間違いない」という日本酒。
それが、「久保田 千寿 純米吟醸」です。
今回は、正月の日本酒として、「久保田 千寿 純米吟醸」が全人類にオススメできる理由を解説していきます。
飲む人を選ばない、ケチのつけどころの無い八方美人
お正月には、大吟醸や純米大吟醸などの華やかな香りの日本酒がよく合います。
しかし、大吟醸や純米大吟醸は、人によっては「甘すぎる」と感じる人も少なくありません。ウチの父親などもそうです。年配の方ほどその傾向が顕著なように思われます。
家族・親戚が大勢揃う場で、全員の好みを配慮するのは難儀します。
そこでこの「久保田 千寿 純米吟醸」の出番です。
華やかながらも、落ち着いている、奥ゆかしい香り。
凛として澄んだ味わいながらも、確かに感じる酒の旨味、そしてキレのいいすっきりとした後味。
初心者にも飲みやすく、酒好きも満足させ、年配の方やジジイもケチのつけようのない洗練された品質の高さがあります。
食中酒として一級品で、もちろんおせちとも相性は良いです。
おせちの中でも合わせるのが難しい「黒豆」とも見事にペアリングできる稀有な酒でもあります。
正月の酒、おせちのお供として、コレほどの適任はいないでしょう。
コストパフォーマンスが良すぎる
「それでも、やっぱりできる事なら大吟醸や純米大吟醸が飲みたい。正月ぐらいは。」
というのが酒好きの本音です。
しかし、それらのお酒はやはり高いです。
例えば、『正月にオススメの日本酒7選』の中で紹介されている、同じ久保田の萬寿・純米大吟醸は、一升瓶で9,480円程度。
大吟醸である繁桝(八女市)の「箱入娘」は、一升瓶で11,000円ほどします。
それに比べて、千寿 純米吟醸は一升瓶で3,600円ほど。四合瓶で2,050円ほどで購入できます。
確かに、萬寿(純米大吟醸)や箱入娘(大吟醸)には、千寿にはない、華やかで豊な香りがあり、それはとても高級感を感じます。正月の雰囲気ともよく合います。しかし、それにこの差額を払うというのは、かなりリッチなお金の使い方であることは否めません。
それに加え、千寿の「万人に好まれる汎用性の高い味」を考えると、コストパフォーマンスの面では完全に千寿に軍配が上がります。
私たちの人生は、正月が終わった後も続きます。そして、生きていくにはお金がかかります。正月で人生が終わるという人は遠慮なく高い酒を買えばいいでしょう。しかし2024年も生き抜かないといけない私たちにとって、久保田 千寿 純米吟醸は心強い味方です。
萬寿ほどのリッチさはないものの、そこそこのコストで、洗練された味わいのプチ贅沢感を感じさせてくれます。正月なのでプチ贅沢感ぐらいは許してください。
シンプルにめっちゃ美味いです。久保田のブランドはやっぱ伊達じゃないなぁ、有名になるのはそれ相応の理由があるんやなぁ、と両手を上げてしまうお酒。
「久保田 千寿 純米吟醸」のより詳しいスペックや評価、様々な料理とのペアリング、さらにはキャンプとの相性など、より詳細な情報はこちらの記事で解説しています▼
ちなみに
ちなみに、過去記事ではこの記事では紹介しきれなかった、「日本酒で正月をもっと至福の時間にする方法」を紹介しています。
具体的には、
お正月の各家庭のニーズ・予算別のおすすめ日本酒の紹介
特に、おせち料理を美味しさを存分に引き出すための日本酒について紹介しています。
いつもより美味しいおせち料理で、正月をもっと豊かで至福の時間にしたい方は、ご一読ください。
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