【新宿区】噛むほどに、幸せ!生地への愛があふれる早稲田の杜のパン屋さん
お店について
東京メトロ早稲田駅から徒歩約3分。ブーランジェリー「ボワ・ド・ヴァンセンヌ」さんをご紹介いたします。
大きな窓に赤が効いた洋風の外観。お花が明るく迎えてくれる様子に、何か素敵な出会いがありそうな気がしてきます。
店内にはパンが、ガラスケースの向こう側に並んでいます。お店に入ってすぐ「まずは全部見て回らないと!」と思ってしまうほど、どれも美味しそうです。
ショーケースの中のパンは、お店の方に取っていただくシステムです。買うものを決めてから声をかけます。
生地へのこだわり
店主の倉林さんに、お話を伺うことができました。
「私は父の後を継いだ二代目ですが、フランスで修業した父の味を守り、地元の方に喜ばれるパンを作りたいと思っています。生地には特にこだわりを持っています。」
――具体的には?
「ハードなフランスパンやドイツパン、柔らかいタルト生地やパイ生地、それぞれの生地の個性を大切にしています。天然酵母を用いた伝統製法と国産の安心・安全な素材で本場の味をご提供しています。」
こちらは一見すると、普通の食パンのようですが…違いました!素材にこだわった健康食パンです。丁寧に作られていることが伝わってきます。
食パンは、希望の枚数に切り分けてもらえます。
「父の跡を継ぐ前はイタリアンの料理人をしていました。その経験を活かして、総菜パンなどには旬の食材を使用するようにしています。」と倉林さん。
どうりで…レシピがたくさんあるのでしょう、お店に行く日によってカレーパンの種類が違うことにも納得しました!
早稲田名物「漱石あんぱん」
ボワ・ド・ヴァンセンヌから徒歩約7分、夏目漱石が晩年暮らした家の跡地に「漱石山房記念館」があります。そんなご縁もあって、年配の常連さんの好みに合わせたあんぱんを開発されたそうです。
ヨモギが生地に練りこまれていて、ヨモギの粒子が石の模様によく似ています。
石っぽく見えますが、柔らかいです。こしあんの重みがずっしりとしていて、満足感があります。
洋風なお店なのに、和風パンの代表格・あんぱんもあるなんて、幅広い守備範囲ですね。
生地も具材も、素材の良さが生かされてる
この日は「サーモンとレモンのパイ」もいただきました。パイ生地のサクサク感と、具材がよく合っていました。レモンとディルの香りがさわやか!お総菜パンにハーブの香りが効いているなんて新鮮でした。
個人的にドイツパンも好きなので、バトン・フリュイもいただきました。固い生地のパンです。
家族と分け合うつもりで、この写真を撮った後、2cmほどの厚みに切り分けました。
そこで、ひと切れだけ、と思って試食したのですが…噛めば噛むほど、フルーツの甘さと生地のうまみが合わさって…幸せ!!
ふと気づいたら、一本まるごと一人で完食していました。
バトン・フリュイ…私の中では「悪魔的おいしさ」のジャンル入り決定です。
地元に愛される本格ブーランジェリー
ボワ・ド・ヴァンセンヌさんは毎週日曜日が定休日ですが、5月21日(日)は地元のイベントに出店を予定されています。
「第32回鶴巻町フェスティバル」は、2019年以来、4年ぶりの開催です!
早大通りで、正午から17時まで実施予定です。
親子2世代で地元に愛されて35年以上。早稲田大学の生協へもパンを卸されているいるそうです。
本場仕込みの生地の美味しさを活かしながら、店主のセンスで磨き上げた味わい深いパンやお菓子の数々。
ボワ・ド・ヴァンセンヌは、これからも早稲田の街になくてはならないブーランジェリーです。
お店の情報
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パン・メゾン・アルチザン ブーランジェリー
ボワ・ド・ヴァンセンヌ
【住所】東京都新宿区早稲田町5
【アクセス】東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩3分【TEL03‐3209‐1531
【営業時間】9:30〜19:00
【定休日】日曜日
※詳細はInstagramをご覧ください(写真が詩的で素敵です!)。
※通信販売もされています。
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