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副腎が悪くなるとどうなる?-「副腎疲労」による体のサインとは?-

ご覧いただきありがとうございます。

おがちゃん先生です。

今回は「副腎が悪くなるとどうなるの?」というテーマで解説していきます。

今回の目次

  1. 副腎はどんな臓器?
  2. 副腎の働き
  3. 副腎が悪くなるとどうなるの?
  4. 副腎の特徴と生活習慣
  5. 最後に

1.副腎はどんな臓器?

副腎は、腎臓の上にある小さな三角形のような形をした臓器です。

※副腎は「ホルモンを分泌する臓器」、腎臓は主に「尿をつくる臓器」であり、働きが異なるので注意しましょう。

そして副腎は、表層を「副腎皮質」、深層を「副腎髄質」といいます。

簡単な模型を作ってみました!

2.副腎の働き

副腎は、皮質と髄質でそれぞれ異なるホルモンを分泌します。

・副腎皮質からはコルチゾール・アルドステロン・アンドロゲン

・副腎髄質からはカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)

※カテコールアミンにはドパミンが含まれることもあります。

①コルチゾール

コルチゾールは、生命の維持に重要なホルモンです。

血圧や血糖値を上げたり、抗炎症作用(免疫反応の抑制)があります。

②アルドステロン

アルドステロンは、主に体内の水分バランスと血圧の調節に関わります。

具体的には水とナトリウムの排泄を抑えて、血圧を上げます。

③アンドロゲン

アンドロゲンは、いわゆる「男性ホルモン」です。

性ホルモンは男女ともに、主に「生殖器(精巣・卵巣)」から分泌されますが、副腎からも少量分泌されています。

④カテコールアミン

カテコールアミンは、アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンの総称です。

血糖値を上げるホルモンの1つで、他にも心拍数や血圧を上げる働きがあります。

3.副腎が悪くなるとどうなるの?

副腎から分泌されるホルモンはいくつかありますが、その中でもとても重要なのが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、ストレスにより分泌が促進されるのも特徴です。

そのため、ストレスが続くと、副腎皮質が刺激され、コルチゾールが過剰に分泌されてしまうことがあります。

すると、下のような状態に繋がることがあります。

  • 高血糖
  • 高血圧
  • 太りやすい(顔が丸くなる)
  • 骨が弱くなりやすい
  • 免疫力が低下するなど

また、長期的にストレスが続くと、副腎が刺激され続け、やがて疲弊してしまいます。

この場合は「過剰分泌」の逆の症状が現れやすいです。

  • 低血圧
  • 低血糖(立ちくらみ)
  • やる気が出ない
  • 疲れやすい
  • 月経不順
  • アレルギー症状が出やすい
  • 体重減少など

4.副腎の特徴と生活習慣

前述したように、副腎から分泌されるホルモンは「ストレス」により分泌が促進されます。

また、コルチゾールに関しては「早朝」に増えるのが特徴です。

そのため、長期的なストレス生活リズムの乱れは、ホルモンバランスの乱れに繋がりやすいので注意しましょう。

5.最後に

副腎は、意外と一般的には知られにくい臓器ですが、とても大切な臓器です。

生活習慣を整えて、副腎を労わりましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

身体の構造や仕組みを分かりやすく解説!/0から学ぶ解剖生理学サロン運営/JSTAS認定整体師/東京リエイチ整体アカデミー非常勤講師/bijou解剖ボディケアスクール講師

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