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「Googleによる電話番号の確認」ってSMSは何?関連情報のまとめ!

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「Googleによる電話番号の確認」とは?

詐欺のSMSなのか不安…

ショートメッセージに「Googleによる電話番号の確認」って来たんだけど…

キチンと携帯電話回線のセットアップを行ってあるAndroid系のスマートフォンやタブレットには、「Googleによる電話番号の確認」というタイトルのショートメッセージ(SMS)が届くことがあります。

最近はむしろSMS経由で不審なメッセージが飛んでくることも増えましたから、このメッセージも怪しいスパムか何かだと思われるユーザーも多いようです。

短縮URLもメッセージに載ってきますしタイトルからはメッセージの目的ももう一つハッキリしない…。確かにあまり気持ちは良くないですよね。

ですがコレ、基本的には心配する必要はありません

残念ながら今のご時世では100%確実に安全、とまでは言い切れないのが痛いところですが、通常気にする必要はありません。このあたりの事情を掘り下げて説明していきます。

フィッシングSMSではない

まず最初に「Googleによる電話番号の確認」というショートメッセージはフィッシング等々の不正なメッセージではないことを明記しておきますね。Googleが発信した正規のショートメッセージです。

Googleアカウントの操作を行なった際にGoogleが何らかの確認のために必要と判断したら、このメッセージがスマホの電話番号当てに発信されるようになっています。

ただ、今の世の中の迷惑メール、不正メッセージの状況を考えると、残念ながら「Googleによる電話番号の確認」というタイトルのショートメッセージなら100%安全とは言い切れません。「なりすまし」の危険性は常にあるからです。

ただ、下でもう少し詳しく述べますが、「Googleによる電話番号の確認」のメッセージは何もせず放置して大丈夫なものですので、対処方法をしっかり把握していただければ危険度はほぼないと思います

Androidスマホの電話番号確認用

「Googleによる電話番号の確認」のショートメッセージが送られる目的ですが、これはAndroidスマホやタブレットに紐付いている電話番号を確認するために使われます。SMS、ショートメッセージは携帯電話の番号当てに発信されるものですからね。

対応の必要はなし

「Googleによる電話番号の確認」のメッセージには「goo.gl」で始まる短縮URLのリンクが必ず記載されています。

一部のショートメッセージではそこに載ったアドレスをクリックすることで認証等の操作を行なうタイプもありますが、「Googleによる電話番号の確認」では短縮URLをタップしてWebにアクセスするといった操作を行なう必要はありません

ただメッセージがキチンと受信できさえすれば電話番号の確認は終わる仕組みになっています。

メッセージを受信できたらあとは放置で大丈夫です。

メッセージ内の短縮URLに関するあれこれ

ちょっと余談っぽくはなりますが、「Googleによる電話番号の確認」のメッセージに書かれている短縮URLに関連する情報をいくつかピックアップしてまとめておきますね。

googleによる電話番号の確認メッセージにあるURLのおはなし

「Googleによる電話番号の確認」のメッセージに記載されているURLはGoogle公式の「短縮URL」になっています。

本来の長いアドレスをGoogleの短縮URLサービスに登録して、それを呼び出すための「インデックス」のような文字列をくっつけた、本来のものより短いアドレスになっているはずです。

goo.glドメインとは

このGoogle公式の短縮URLサービスで使われるドメインが「goo.gl」です。Googleが使う短縮URLの最初は必ずこれで始まります。

元々は誰でも使える一般公開されたGoogleの短縮URLサービスでした。

ちなみに「Googleによる電話番号の確認」の公式メッセージに載ってくるアドレスも必ず「goo.gl」で始まるものです。

これ以外の短縮URLが記載されていたらそのメッセージは限りなく怪しいものですので、リンクは絶対にタップしないようにしましょう。

Googleの短縮URLサービスはGoogle専用

実は現在はGoogleでは一般ユーザー向けに短縮URLサービスの提供を辞めてしまいました。理由はいくつか考えられますが、セキュリティリスクを考慮したのではないかと思います。

このため現在は「goo.gl」で始まる短縮URLはGoogle専用になっています。

そもそも短縮URLとはなんぞや

そもそも「Googleによる電話番号の確認」でも使われる短縮URLって何でしょうか?その部分も簡単にまとめておきましょう。

https://x.gd
https://x.gd

長いアドレスの短い別名的なもの

短縮URLサービスはそのままだととても長くなってしまうアドレスを短いURLで言い換える、Webアドレスの別名のようなものです。

goo.glなら、Googleが本来のURLを記録していてそれを呼び出すためのインデックスが短縮URL、みたいなイメージでしょうか。

goo.glから始まるURLにアクセスすると、一度Googleのサーバーに接続。そこから本来の(長い)URLに転送される仕組みになっています。

SMSなどでは超重要

メッセージの長さに特に制限がない電子メール等のサービスではほぼ意味がありませんが、メッセージ長に厳しい制限があるショートメッセージだと短縮URLは絶大な威力を発揮します。

今は改善されていたと思いますが、かつてのX(旧ツイッター)でも短縮URLが必須に近い状態でした。

本来のURLを隠せるので注意も必要

ただ、今はセキュリティ的な面では短縮URLサービスは弱点にもなり得るものになってしまいました。もしかしたらGoogleが一般向けのサービス提供を取りやめたの理由の一つでもあったかもしれません。

短縮URLサービスを使って短いURLを生成すると、本来のアドレスが全く見えなくなります。

これを悪用すれば危険なサイトのアドレスをユーザーから隠せてしまうわけです。ですので、電子メールなどで短縮URLが送られてきたときには一度、身構えるべき状況だったりします。

もしも電子メールで送られてきたメッセージに短縮URLが記載されていたら、まずは疑ってかかった方が安全です。

一般の電子メール、正規のメールでは短縮URLを使う意味がありません。むしろ正規のURLを明記する方が由来の正しさの証明になりますから。

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