Amazonミュージックが改悪された!?サービスについて詳しく解説!
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Amazonミュージックの内容について詳しく解説しています。
Amazon Music PrimeはAmazonのストリーミング音楽配信
Amazonミュージックプライムは基本的にはプライム会員向けのストリーミング型音楽配信サービスです。Amazonプライムの会員ならば追加料金なしで1億曲以上の楽曲を楽しめるサービスになっています。
![Amazonスマートスピーカー主力機Echo Dot](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/mausu/article/02030283/image-1734412423632.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
ロスありの圧縮音源ではありますが普通に聞く分には十分な音質です。むしろ音質面を考えるなら、お手元の再生用機材のクオリティの方が重要な要素となるでしょう。
プライム会員なら手軽に楽しめる音楽ソースです。
今のAmazonミュージックプライムで出来ること
Amazonミュージックプライムのサービスは、基本的にはラジオや有線放送のようにAmazon側が作ったプレイリストに沿って楽曲を聞く「放送」に近いイメージのサービスです。たくさん楽曲を聴き込んでいくほどユーザーの好みを反映した、パーソナライズされたプレイリストが出来上がるようになっています。
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また、今は部分的にユーザーが聴きたい楽曲のリスト化も出来ます。ネットがない環境向けのオフライン再生機能も部分的にではありますが備わっています。
X(旧:Twitter)も更新しています。
今までの大きなサービス更新内容
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では次に、これまでにAmazon Music Primeで行われたサービス内容の変更点のうち、大きなもの2つの中身を確認します。
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2022年11月アップデート
Amazonミュージックは2022年11月1日にサービスの仕様が一度大きく変更されています。恐らく主にこのときのアップデートが「改悪」というネガな評判の元になったのではないかと思われます。
主な変更内容は以下のものです。
- 音楽の再生方法がシャッフル再生のみに
- 曲再生中のコントロール(曲送りなど)に制限
- 厳選プレイリスト以外のオフライン再生が不可
- 聞ける楽曲数が約200万から約1億に大幅増
- ポッドキャスト番組の強化
聞ける楽曲数は200万曲から1億曲になんと50倍増したわけですが、それ以前のAmazonミュージックで聴きたい楽曲だけをチョイスしてプレイするような使い方をしていたユーザーには、上記変更項目のうち前の3つが非常に評判がよろしくありませんでした。
ただ、この当時の他のストリーミング型音楽配信サービスの内容との比較では、Amazonミュージックプライムが特段劣るわけでもなかったのです。無料で使える範囲ではどのサービスにも似たような制約がありました。
まあ、サービスの評判を見てみると「クラシックの再生で『楽章』までシャッフル対象になる」なんてコメントもあって、これはさすがに使う上では厳しかっただろうなとは思います。
2023年10月アップデート
続いて大きなアップデートと言えるのは2023年10月10日に行われたものです。
このときには再生方式の基本がシャッフル再生ベースであることには変わりはないのですが、「好きな曲だけを」好きな順番で聴けるプレイリストを作る機能が追加になりました。これによりどんな指定を行っても再生される楽曲がシャッフルされてしまうと言うユーザーの不満に対してある程度の解決策が示された形です。
このプレイリスト内に登録した楽曲については曲送りなども自由に出来るようになっていますが、作れるプレイリスト・登録できる楽曲数には制限があります。2つのプレイリストで合計100曲までの登録が上限になっています。
また、このユーザーが作ったプレイリストもオフライン再生が出来るようになっています。
2022年11月以前の完全に自由に再生コントロールが出来るレベルまでとはいきませんが、この改善によりほぼユーザーが自由な再生をやりくりできる環境が戻ったことになります。
【重要】コンテンツはタダじゃない
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音楽や動画配信、マンガなどのネット配信サービスでいろいろな制約がついて来がちな最大の理由は節のタイトルのこれですね。それぞれのコンテンツは「タダ」ではないと言うことです。これを無視すると、アーティストはどうやって食っていくんだ?ってお話になってしまいますからね。
ですので、利用料金がかからないタイプのネットサービスでも何らかの形で収入を上げられる仕組みを組み込んでいます。Spotifyの無償サービスや普通のYouTubeならそれなりの頻度でCMが挿入されますし、Webマンガの連載サイトでも広告を一定時間見ることで初めてマンガを読む権利をゲット出来るサービスが増えました。
Amazonミュージックプライムなら広告は入りませんし聞ける楽曲の数もとても豊富です。一応、プライム会員の利用料金を支払っていますから完全無料と言いにくいっていうのは事実ですが、それでも料金を考えると今の水準でも破格のサービス内容だと思います。
実際、Amazonのプライム会員特典が破格すぎるんですよね。
たしかにサービス開始当初の使い勝手と比べると劣化している部分はあるものの、聞ける楽曲数については「激増」レベルで増えていてトータルのサービス水準としては決して劣ってはいないのではないかと思います。まあ、ここはユーザーの判断次第とはなりますが。
また、他のストリーミング型の音楽配信サービス大手と比較してもサービス内容が見劣りするものでもありません。
判断の基準をどこに置くかに依存しますが、今のAmazonミュージックプライムはサービススタート当初のものと比較して大きな改悪がある、とは著者は思いません。
もしも今、Amazonミュージックプライムの機能範囲では不足でフル機能が欲しい場合には、Amazon Music Unlimitedの契約を考えられるほうが建設的なのかもしれません。今のこのタイプのサービスの水準を考えるなら月額980円(または1,080円)は決して高くありません。
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また、音源のクオリティに関してもUnlimitedのほうはいわゆる「ハイレゾ音源」や「空間オーディオ音源」の配信も行っています。契約を検討する価値が十分にあるサービスではないかと思います。