アイススラリーで暑熱対策
|身体の冷やすには外部冷却と内部冷却の二通り
連日30度超え残暑がまだまだ続きます。ランニングする方々であれば10月までは20度を超える日は続くので、深部体温は過剰に上がり続け、パフォーマンスに大きな影響を与えるので、暑熱対策は必須です。体温(深部体温)を下げるため、身体を冷やすことが大事です。その方法は二通り。
外部冷却;身体を水や氷で冷やす(水を皮膚にかけた気化熱、頚や鼠径部動脈を冷やす、AVA血管を冷やすなど)。風などを身体に受ける。
内部冷却;冷たい飲み物を飲む、アイススラリー
|アイススラリーで内部冷却
氷を入れたスポーツドリンクでも内部冷却効果高いのに、なぜアイススラリーが推奨されるのでしょうか?アイスは氷、スラリーはドロッとしたもの指します(氷と水の中間)。アイススラリーは、氷の細かい粒子で、シャーベットようなドロッとした氷で、普通の氷に比べ結晶が小さく冷却効果が高いといわれ、スポーツドリンクに比べ身体の中で長く冷却されます。ただ冷たいものを飲むと胃腸に負担がかかる方もいるので、一気に飲まず少しずつ身体に入れましょう。
|自家製のアイススラリーにチャレンジ
日々の対策として、アイススラリーを自分自身で作るのも大切、スポーツドリンクやクエン酸など製氷皿で凍らせて作ってみては如何でしょうか?
自家製アイススラリーの作り方
1.製氷皿でスポーツドリンクなどを凍らせる(ペットボトルの2/3程度だけ凍らせる)
2.凍ったスポーツドリンクをジプロックなどに入れ麺棒など硬い物で砕く(ミキサーがあれば便利)
3.コップに砕いた氷を入れ、残りのスポーツドリンクを追加し飲む
アイススラリーは運動前、運動中など摂取がお勧め、運動中はサーモスなどの冷却効果の高いものに入れるとアイススラリーが維持できるので、是非実践してください。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.