あのマルタイラーメンがカップ麺に?棒ラーメンとは違うのか実食
棒ラーメンのパイオニアといえばマルタイラーメンです。昭和34年から発売されているマルタイラーメンはスーパーやドラッグストアなどで必ずおいてある商品と言ってもいいほどメジャーな棒ラーメンです。
これまで何度も食べたことあるマルタイラーメンですが、先日、マルタイラーメンのカップ麺を発見しました。
棒ラーメンと同じくごま油を利かせたスープが特徴とのことで、実際にどんな味か気になるところ。実食してみました。
スープには「食塩、デキストリン、粉末しょうゆ、砂糖、ポークエキス、野菜粉末、チキンエキス、香辛料、酵母エキス、でん粉、カツオ節粉末、ごま油、ホタテエキス」が使用されています。棒ラーメンは「植物油脂、食塩、野菜粉末、粉末しょうゆ、ポークエキス、チキンエキス」がメインに使用しているので、スープの内容はかなり異なります。
1食(62g)あたり281kcal。炭水化物は36.2gで食塩相当量は4.6g(めん・かやく1.3g、スープ3.3g)。
麺は油揚げ麺。湯戻し時間は2分半です。粉末スープのほか具材も一緒に入っています。
完成品はこちら。見た目からして全く異なりますね…香りも全然違います。
スープですが、びっくりするほど棒ラーメンとは違う味です。こちらは鰹とごま油がほのかに効いた薄味醤油風スープで旨みをあまり感じられません。とにかく薄いといってもいいほどさっぱりとしたスープはマルタイと表記されていなければ、棒ラーメンマルタイを連想できないほど異なります。
棒ラーメンのマルタイはコクがありながら油効いていて、癖になる味わいなんですけどね。何度も飲みたくなる、あの味わいはありませんでした。
麺ですが、乾燥している状態で全く形状がことなりましたが、食べてみても全然違います。マルタイのつるっとしたコシのある麺ではなく、フニフニしたやる気のない食感と無駄なちぢれが非常にのどごしが悪く、あまり好みの味ではありませんでした。
なぜかたまごとか入っていましたが、麺とスープがあまりにも異なり過ぎたのでどうでもいいような存在です。
何もかも棒ラーメンのマルタイと違うので、非常にがっかりしました。カップ麺にすると形状として、どうしても麺が異なることは分かっていましたが、スープまで全く違うことに驚きです。恐らく、マルタイの看板を背負ってなく、通常の安価なカップ麺だとしたら普通のカップ麺という感想に落ち着きます。(1個当たり118円(税抜)で購入)しかし、棒ラーメンのシコシコした麺とコクのあるスープを想像していたのでがっかり感がものすごかったです。カップ麺は出先では便利ですが、この味でしたらこのカップ麺にこだわる必要をあまり感じません。ごちそうさまでした。