プラモデル感覚で作れる!?はんだ無しで自作キーボードを作ろう
PCで作業する上で欠かせないのがキーボード。これまでPCに付属されていたキーボードを使っていた人も、eスポーツなどPCゲームの普及により、ゲーミングキーボードをなど、別途キーボードを購入する人も多くなってきています。
そんな中、最近ではテレビなどでも取り上げられているのが「自作キーボード」。一昔前ではパーツを輸入しなければならないほどハードルが高かったのですが、国内にもパーツショップがオープンするなど段々と盛り上がっています。
自作キーボードとは
キーボードはすでに組み上がっているものを購入することが一般的になっていますが、自作キーボードは読んで字の如く、パーツをそれぞれ購入し組み上げたりカスタマイズするキーボード。
自作キーボードは使うパーツにもよるけど、およそ1.5万円〜はかかり、東プレのREALFORCEやPFU HHKBなどの高級キーボードと比べても同じぐらいの価格。
正直コストはかかるとは思いますが、好みの見た目にしたり、自分のタイピングにあった打鍵感にできたりと、趣味性と実用性を兼ね備えています。
例えば趣味性の高い見た目の話だと、ESCやEnterキーなどを違う色にしてアクセントにしたり、キーそれぞれを別の色にしたり。
実用性で言えば、小指でタイピングするエリアのキーは軽い力で叩けるようなキースイッチ(キーひとつひとつにある入力機構)にしたり。
自作キーボードはユーザーそれぞれの好みの見た目や打鍵感など、使うパーツによりそれぞれの特性を作り出せるのが魅力的な世界です。
はんだ無し自作キーボードを組むのに必要なもの
自作キーボードに必要なパーツ
・PCB(基盤)
・スイッチ
・プレート
・スタビライザー
・ケース
・キーキャップ
PCB (基盤)
説明するとPCB(基盤)は、キーボードのキー数(テンキーやテンキーレスなど)や配列などキーボードの核をつくるもの。これの選択でキーボードの方向性が変わってきます。
スイッチ
次にスイッチ。これはキー入力部分で主に打鍵感に関わってきます。有名なところでCherry MXシリーズの茶軸、赤軸、青軸...と静音だったり、カチッとした打鍵音があったりと、それぞれに特性が変わってきます。
プレート
プレートは、PCBとスイッチの間に挟んで使うもので補強材です。打鍵の力からPCBに負担がかからないようにするもの。
スタビライザー
スタビライザーは、スペースキーやエンターキーなどの大きめのキーに使うもの。通常のアルファベットキーよりも大きいので、打鍵時にスムーズになるようにします。
ケース
ケースはその名の通り、キーボードを収める部分。プラスチックやアルミ、木製など様々なケースが展開されています。この辺は好みですが、PCBに合わせて買わないとなりません。
キーキャップ
キーキャップは打鍵するパーツ。同一色で選んでもよし、特定のキーだけ色を変えるもよし、見た目に関わる部分なので選んでいて一番楽しいところです。スイッチによって使えないキーキャップがあるので注意。
キーボードは電子製品なのでPCBにスイッチを接続するため、はんだづけが必要になってきます。はんだづけは中学校の技術の授業でやったことあるかと思いますが、大半の方は久しぶりなのではないでしょうか。
筆者も御多分に洩れず久々で上手くできるか少し不安、さらに道具も持っていないので少しハードルが高い。
ですが調べていくうちに、 はんだ無しでも自作キーボードが組めることが分かりました。必要なのはホットスワップ対応のPCBを選ぶこと。
ホットスワップ対応のものはPCBにスイッチを差し込むだけになるのでプラモデル感覚で組めるようになります。その代わりにホットスワップ対応のものはPCBの選択の幅が狭まります。
沼の入り口かも
合計数万円するものになり趣味性の高いものになってしまうので、正直躊躇してしまいます。けど既存のキーボードではなく、オリジナルの自作キーボードを使うことで作業のモチベーションも爆上がることも否めません。
すこしでも興味持った方はYoutubeやブログでも紹介しているので、チェックしてもらえればなと思います。