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iPhoneとiPad miniをGalaxy Z Fold4にまとめてみました。

バルキー/ENHANCEガジェットブロガー

iPhone 13 ProとiPad mini(第6世代)を手放しGalaxy Z Fold4一つにまとめました。前々から気になっていたものの、先進的すぎて使いにくいのではないか、耐久性がどうか、そして価格が高いことから手を出せずにいたのですが、ついに手に入れてしまいました。

Galaxy Z Fold4とは

Galaxy Z Fold4はSamsungのフラグシップスマホで、折り畳めるフォルダブルスマホというもの。一見すると少し縦長なスマホのように見えますが、開くとロマン溢れる7.6インチのタブレットに変身します。

スペックは細かいところまで充実しています。超広角・広角・望遠の3眼カメラ、防水、Felicaなど、ハイエンドスマホに必要な機能が全て揃っています。

折り畳んだ状態での握り心地はディスプレイ2枚分を重ねた分、結構厚みを感じますが、幅67.1mmと小さいので握りやすく安定感があります。また、ディスプレイサイズが6.7インチなので、片手でも指が端まで届くため、操作や文字入力はしやすいです。ただ重量が263gあるため、片手で使用する場合は重く感じます。

開いた状態のメインディスプレイは、7.6インチと大画面でiPad miniとほぼ同じ大きさになります。ベゼルが細く画面だけを持ったような印象を受けます。

操作性は悪くありません。純正のGalaxyキーボードでは、フローティングや、キーボードの分割も可能になっています。

開いた状態では、ほとんどタブレットのような大きさなので、ウェブブラウジングも非常に見やすく、Webサイトによってはスマホレイアウトになってしまう場合もありますが、ブラウザ側で「PC版サイト」を設定すれば、大画面を余すことなく使うことができます。

ロックキーに指紋認証が備わっている
ロックキーに指紋認証が備わっている

セキュリティには顔認証と指紋認証が備わっています。指紋認証はサイドキー内蔵なのでロック解除がスムーズです。最近では画面内指紋認証のものが増えていますが、フィルムによっては反応しづらくなったりするので、物理キーと併用されている指紋認証は使いやすい。

折り畳みスマホの欠点である折り目ですが、使ってみるとほとんど気にならず、特に電子書籍などの白背景のものは全く見えなくなるため、没入感が高いです。ただ、斜めから見ると折り目が分かってしまいますが、日常使いでは正面から使用するため、折り目をネガティブに捉える必要はないと思います。

Galaxy Z Fold4で電子書籍やコミック本を閲覧すると、比較的小さいサイズですが、吹き出しの文字も小さすぎず、快適に読めます。また、横にして見開きにしても、遠視や老眼の方には厳しいかもしれませんが、無理なく読める範囲の大きさになっています。

大画面でマルチタスクが可能
大画面でマルチタスクが可能

Galaxy Z Fold4はタブレット級の大画面を存分に使えるため、アプリを最大で3分割まで表示することができます。例えば、ブラウザを開きつつ、右側にメモアプリ、さらにTwitterなどを表示できます。

アプリを分割表示するには、アプリ履歴から呼び出すか、Galaxy独自のエッジパネル機能からアプリをドラッグ&ドロップします。

さらに、Galaxyの便利機能のラボから「スワイプして分割画面表示」をオンにすると、2本指で画面端からスワイプするだけで分割表示したいアプリを呼び出すことができます。正直に言うと、2分割までは表示することはありますが、3分割はほとんど使っていません。

別売りのスタイラスペンで手書き
別売りのスタイラスペンで手書き

Galaxy Z Fold4はSペンに対応しており、手書きや画面上の操作をペンで行うことができます。

7.6インチのディスプレイは、ちょっとしたメモ帳ぐらいの大きさなので、Sペンを使ってメモを取るのが便利です。また、リフレッシュレートが120Hzあるため、ペンの追従性も抜群です。

気になる折り目での使用感については、ペン先が沈むため、折り目をまたいでも違和感なくペンを走らせることができます。ただし、注意しなければならないのは、対応しているのはSペン Fold Editionであり、Galaxy NoteやGalaxy S22 Ultraで使われているSペンとは異なるFold専用のものです。また、カバーディスプレイではペンを使用することができません。

さらに、ペンを斜めにするとペン先との描画のズレが生じるため、ペン入れなど繊細な作業をするイラスト制作には向いていないかもしれません。

Galaxy Z Fold4の重量は263gと、スマホとしてはヘビー級です。折り畳んでスマホ状態で使うと、ずっしりと感じて、片手で長時間操作するのは辛いかもしれません。

ただ、開くと7.6インチのタブレットになるため、分散されているからか重さを感じにくくなります。私はスマホというよりタブレットとして捉えているので、重いけれども軽いと感じています。なお、タブレットとして考えると、8.3インチのiPad mini(第6世代)が297gなので、Galaxy Z Fold4よりも約30g軽量であることが分かります。

バッテリーはそこそこ保つ印象です。私の使い方では、23時に100%充電した翌日の18時頃には40%ほどになっています。感覚的には、iPhone 13 Proと同じようなバッテリーの持ち具合になっていると思います。一般的な使い方だと、1日は余裕で持つようになっています。

私の使い方は以下の通りです。

  • ゲームをしない
  • 漫画を読んでいる時間が多め
  • 通勤中に車内オーディオで1時間ほど動画を観る
  • 下書き保存
  • 日常的なブラウジングなど

メインディスプレイ(開いた状態)で動画を観たり、アプリを分割して使用していると、バッテリーが急速に減りますが、カバーディスプレイ(閉じた状態)であれば比較的緩やかにバッテリーが減ります。したがって、ユーザーの使い方によって異なるところがありますが、私個人としては十分な印象です。

冒頭で述べたように、私はiPhone 13 ProとiPad mini(第6世代)を手放してGalaxy Z Fold4に切り替え次のように感じました。

  • バッテリー管理が楽になった
  • USB-Cケーブルだけで済むようになった
  • バッグを選ばなくてもよくなった
  • 並べて使用できなくなった

ざっとこんな感じです。特にバッテリー管理とUSB-Cケーブルだけで済むようになったため、荷物が減り、非常に使い勝手がよくなったと感じます。

iPad miniを持ち運ぶにはバッグが必要でした。また、バッグから取り出すことも億劫になることも。その点、iPhoneはポケットからすぐに取り出せるので、結局はiPhoneを使用することが多かったです。

Galaxy Z Fold4はポケットに入るので手ぶらでも持ち運べます。また、片手しか使えない場合でも閉じた状態で使用できます。さらに、開くとタブレットとして大画面で使用できるので、とても柔軟で使い勝手がよいです。

iPad miniでの調べ物とiPhoneでのメモ取り、iPhoneでの資料表示とiPad miniでのお絵かきなど、並べて使うことができた便利な機能が、Galaxy Z Fold4に移行することで失われたことが少々痛手です。この機能は、クリティカルではないが、使い勝手に大きな影響を与えるものであるため注意が必要です。

まだまだ高価なので手が出しにくいものではありますが、スマホとタブレットを揃えるとなると同じぐらいの価格に。ならスマホとタブレットが1つにまとめられて、しかもスタイラスペンも使えて、Felica搭載、防水対応、3眼カメラと必須機能はしっかりと抑えてあるので選択肢の一つになれば幸いです。

ガジェットブロガー

「ガジェットをもっと使いこなす」をコンセプトに、ガジェットやアプリの使い方などを発信しているENHANCE(エンハンス)というブログを運営してします。基本Apple製品が大好物ですが、最近は自作PCを組みWindowsをメインに。趣味は音楽制作。

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