卒業に不安を感じる子に効果があった!ベテラン教師が教える3つの声かけ
卒業式が近づき、お子さんが今のクラスの先生や友達と離れることに悲しみを感じている...そんな時、どう接してあげたらいいのか、迷いますよね。私も経験があります。そんなママたちに、子どもの気持ちに寄り添いながら、学校の先生として実践して効果があった声かけをご紹介します。
1.どんなことに不安を感じるのかを聞く
まずは、子どもの気持ちを聞いてみましょう。聞き出すというよりは、子どもの溢れる思いを吐き出させるといった感じです。優しく尋ねて、自分の気持ちを話しやすい雰囲気をつくります。
効果的な声かけその1
「どんなことが不安なのかな。教えてくれる?」
ここでは、ママは自分の考えをいいません。もちろん、子どものことを注意したり、叱ったりしません。10分くらいは「そうなんだね。」「それは困ったね。」と話を聞きます。
NGな声かけその1
「また泣いてるの?」
子どもの感情を否定すると、かえって不安になります。ここでは、「話してもいいんだ」という安心感を与えることが重要です。
2.今のクラスのどんなところが好きなのかを聞く
次に、子どもが今のクラスにどんな風に思っているかを聞きます。卒業することに対して悲しくなるのは、今のクラスの先生や友達との思い出がたくさんあるからです。子どもは自分の思い出を語ることで、気持ちが和らぎます。
効果的な声かけその2
「今のクラスのどんなところが好きなの?」
子どもは、親が自分の思い出を聞いてくれることで、嬉しい気持ちを共有できます。また、子どもがクラスを好きになるポイントがわかります。
NGな声かけその2
「寂しいのはみんな同じだから、しょうがないでしょ。」
諦めるような声かけを無理にすると、子どもはネガティブな気持ちを抱え込んでしまいます。
3.卒業までにどんなことをしたいのかを聞く
子どもが卒業式に対して悲しいのは、今のクラスでやり残したことがあるからかもしれません。子どもにやりたいことを聞くことで、卒業式までの新たな目標を持って前向きに過ごすことができます。
効果的な声かけその3
「卒業までにどんなことができるかな?やれることを考えてみよう。」
子どものやりたいことを応援するスタンスでいきましょう。ただし、やりたいことを全て実現できるわけではありません。「卒業までに全員と話をする」など、自分一人でできる簡単なことを目標にするように、声をかけましょう。
NGな声かけその3
「いつまでもそんなことを言っていないで、今やるべきことをやりなさい。」
今やるべきことがあるのは、子どもも分かっています。しかし、子どもはそれができない気持ちがあることに寄り添ってほしいのです。
まとめ
卒業式が近づくと泣く子どもにどう声かけするか、3つの改善策を紹介しました。子どもの気持ちに寄り添い、不安を和らげることができます。卒業式は子どもにとって大切な節目です。親としては、子どもの気持ちを理解して、応援してあげたいですね。
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。私のプロフィールや他の記事もぜひご覧になってください。今後も、がんばるママのお役に立つ情報や楽しい話題をお届けします。この記事が、悩んでいるママたちのお役に立てたら嬉しいです。もし、この記事を気に入っていただけたら、ぜひ、この記事の下にある「学びがある」「わかりやすい」「新しい視点」と「フォロー」のアイコンをクリックして、評価をお願いします。