録音ツールとしての『アップルウォッチ』
KNNポール神田です。
『Apple Watch』の録音機能
普通は、iPhoneなどをつかって、音声を『録音』することは多い。しかし、相手に気づかれずに録音する最良の方法は、AppleWatchだろう。Apple Watch対応の『録音アプリ』は多数存在する。録音している様子を表示しないバックグラウンドモードで録音できたり、iPhoneに転送できる機能なども、サードパーティーによるアプリで対応できる。
https://jioe.wordpress.com/2018/02/03/watchos4のバックグラウンド録音対応アプリ/
ジャマル・アフマド・カショギ氏はどうやって『録音データ』を婚約者に送ったのか?
ジャマル・アフマド・カショギ氏が第3世代のApple Watchを所有していることは赤のデジタルクラウンから確認できている。
婚約者に自分のiPhoneを持たさておき、自分の指紋以外にも、婚約者の指紋を登録しておけば、録音データが同期した時に外部でも録音データを聞くことができる。
これらの事から、たとえ、Apple Watchのバックグラウンドモードで録音されたデータが存在したとはいえ、セルラーモデルでもトルコでは実質、外部にファイルを転送ができないとなると、これらの『仮説』は絶望的となる。
セルラー通信でアクセスできる国はそんなに多くないからだ…。
https://www.apple.com/watch/cellular/#table-series-3
『録音機』としてのApple Watch
しかしながら、Apple Watchという名の『録音機』は魅力的だ。相手に『録音』を意識させない。まるでスパイツールのような使い方ができる。会議に『ボイスレコーダー』を持ち込むことなく、手元で立ち上げるだけで解決できる。気になるのがバッテリーだ。iPhoneなどであればモバイルバッテリーなどでチャージしながら使うことができるが、Apple Watchの場合、構造上、腕にはめたままでの充電をしようとすると、手とApple Watchの隙間にチャージャーを滑りこませ、手錠をはめられたようなコードで縛られ、自由に動けない状況になってしまうだろう。あくまでも『録音機』ではなく補助的な『録音機能』と考えるべきであろう。
それでも、いついかなる時でも、ポケットやカバンの中から取り出すことなく、数回のタップで録音できるという機能は、まさかの時の『証拠』を録音できるチャンスはある。
同時にApple Watchを装着している人は、『録音』している可能性も高いと考えることもできるだろう。