新聞の信頼度、ついに60%を切る。半数近くの人が「信頼していない」
朝日新聞が『情報の信頼度、新聞が57%でトップ』と、「新聞の信頼度が一番高いんだよー!」と自画自賛しておりましたので、べつの視点から新聞の信頼度についてお知らせします。
ついに、新聞の信頼度が60%を切ってしまいました。
新聞の信頼度の下落、止まらず
8月5日に一般財団法人『経済広報センター』が発表した“情報源に関する意識・実態調査”の結果によると、新聞を「信頼できる」と答えた人がついに6割を切りました。
新聞を「信頼できる」と答えた人は、とても信頼できる(13%)、やや信頼できる(44%)の合計57%。43%の人が「信頼していない」という結果になったのです。
情報源に関する意識・実態調査報告書 - 00000088-1.pdf
2008年から公益財団法人『新聞通信調査会』が行っていた“メディアに関する世論調査結果”によると、これまで新聞の信頼度が60%を割り込むことはありませんでした。
その推移が分かりやすいように、さきほどExcelでテキトーに作ったグラフがこちらになります。
調査当初は70%台をキープしていた新聞の信頼度は2012年に70%を切り、そして今年、一気に60%を切るほどその信頼は失われてしまいました。
新聞が誇っていた“信頼”はどこへ行ったのでしょうか。「情報の信頼度、新聞がトップ」と喜んでいる場合ではありません。
ものすごくどうでもいい注意事項
・経済広報センターと新聞通信調査会ではアンケート対象者が異なります。
・経済広報センターの調査結果は、信頼できる(57%)、普通(30%)、信頼できない(13%)です。
・経済広報センターの調査では、信頼できるメディアとしてテレビ(23%)でしたが、新聞通信調査会の調査ではNHK(70.1%)、民放テレビ(60.3%)でした。
・この記事で取り上げた数値は正確ですが、記事そのものを本気にしてはいけません。