静岡県を含む東海地方の梅雨明け、8月にずれ込む可能性も。ただし次第に大雨にはなりにくくなる
連休最終日の7月26日は平地でも雨が強まり、富士市は1日だけで300ミリを超える雨が降りました。また浜松市は1日に降る雨の量が7月の観測史上一番多い173ミリが観測されました。
この雨の影響で、土の中には水分がたくさん含まれています。土壌雨量指数を見ると、平地でも赤オレンジ色と警戒が必要なレベルになっています。
これがすべて抜けていくのには時間がかかります。少し雨が降っただけでも崩れてしまうところが出てくる可能性があります。引き続き崖や斜面に近づかないなど、土砂災害にお気を付けください。
梅雨明けは
気になる梅雨明けですが、8月にずれ込む可能性もあります。静岡県は少なくとも土曜日にかけて曇りや雨でしょう。東海地方の他の県も曇りのマークが多くなっています。梅雨空が続きますが、少しずつ雨の降り方が変わってきそうです。これまでの激しい雨からしとしととした雨になりそうです。
理由は風向きです。特に6月末からは、南西からの暖かく湿った風が主役でした。空気は暖かいほどたくさんの水蒸気を含むことができるため、雨雲が発達しやすい状況で、たびたび大雨になりました。
ただ今週次第に北の高気圧を回る、北東の風が主役に変わります。北東の風も湿ってはいますが、空気が冷たいため、南西の空気よりも水蒸気が少ないです。このため今までよりは雲が発達しにくく、しとしとした降り方の日が多くなりそうです。