【横須賀市】ソレイユの丘に田んぼ!?楽しみながら環境・食育・生態系を学ぶ場☆「心が動く」体験を!
楽しいスポットをご紹介!うみちゃんです。
広大な敷地で子どもから大人まで横須賀の自然を満喫できる長井海の手公園ソレイユの丘。
ソレイユの丘に田んぼ!
ソレイユの丘は今年4月にリニューアルオープンしましたが、約10年前から敷地内には田んぼがありました。この田んぼの世話をしているのが、よこすか田んぼ研究会です。
よこすか田んぼ研究会は、田植え体験、稲刈り体験など自然体験活動を通じて、環境・食育・生態系などの学びの場を提供する市民活動公益団体です。
今回はよこすか田んぼ研究会の代表者の方に田んぼを案内していただきました。
美しい光景
ソレイユの丘のゲートの左側、ジップラインの下に田んぼがあります。以前は敷地の奥にありましたが、リニューアルに伴い、今の場所に新しく作ったとのこと。
2023年5月14日に48名の参加者、会員などボランティア25名を合わせて73名が集まり、泥遊び・田植え体験を行いました。
田植え後、よこすか田んぼ研究会のボランティアが毎週、ソレイユの丘に足を運び、水や稲の管理をしています。
田植えから約3ヶ月が経った田んぼには稲がのびのびと育ち、爽やかな風に揺れています。鮮やかな緑の稲と生命力を感じる美しい景色に感動します。
6月25日の「いきものさがし」では以下の生き物が見つかりました。
アオモンイトトンボ、アキアカネ、オオシアカラトンボ、カナヘビ、クビキリギス、クロオオアリ、ケラ、ショウリョウバッタ、ツコムシ、トノサマバッタ、ナミアメンボ、ニホンアマガエル、ハグロハバチ、ハマベハサミムシ、ヒガシキリギリス、ヒメアメンボ、ヒメギス、マメコガネ、モンシロチョウ
小学生の頃、理科の教科書で見たことを思い出しました。実際に観察することができるのは、貴重な体験ですね。
横須賀市自然・人文博物館の方からも、「田んぼを作ったことにより、生物が集まる貴重な環境ができた」と評価されました。
稲の花
「花が咲いているよ」と見せていただきました。穂に小さな白い花がついています。これが稲の花だそうです。
ひとつひとつの花はたった数時間しか咲かないそうです。咲いている瞬間を見ることができて、感激です。
稲は少しづつ熟して黄金色に変わっている様子が分かりますね。
試練を乗り越えて
田んぼを見学した翌週は、台風が上陸する予報が出ていました。台風による風害や水害により稲が弱る心配があるとのこと。
台風を乗り切ると、別の試練が待ち構えています。
徐々に稲が実っていき、開花から約40~50日間で種子が発育する登熟期を迎えます。お米ができる前に、籾(もみ)の中にデンプンを生産しミルク状になる時に、スズメが吸いに来ます。稲を食べる昆虫等の対策も大変です。
天候や外敵など、多くの試練を乗り越えて育った稲は9月に収穫します。
「心が動く」体験を
「お米の種は何か知っている?」と小学生に質問すると、きょとんとする子どもたちが多いそうです。お米の種はもちろん「お米」ですが、子どもたちが作物に触れる体験が少ないことに危機感を感じるそうです。
よこすか田んぼ研究会のブログには田植え前の田んぼで、全身が泥まみれになって遊ぶ様子や、これまでの稲の成長の様子がアップされています。
泥の柔らかな感触、匂い、暖かさや乾いた時のザラザラ感、口に入った時の苦さなど、五感を使って「心が動く」体験をすることが、今の社会でどれほど貴重なことか考えさせられます。
田んぼにふれることで、食べ物と自然からの恩恵を感じたり、生き物は関わり合いながら生きていることや、自然の偉大さ、美しさを感じることができます。
ソレイユの丘の田んぼは、貴重な体験ができる場所ですね。
稲刈り体験会の参加者を募集
9月に稲刈り体験会が開催されます。
日時 2023年9月10日(日)10時から11時半まで
場所 ソレイユの丘メインゲート入ってすぐ左の田んぼ
参加費 無料
内容 稲刈り体験、簡単な脱穀と籾摺り体験
定員 50名(先着順)
【お問い合わせ/お申し込み】
「代表者名」「大人、子供それぞれの参加人数」を明記のうえ、メールでお申し込み下さい。
よこすか田んぼ研究会(asatai55@icloud.com)まで
※雨天の場合は9月16日(土)に延期
※大人だけのご参加も大歓迎
お子様から大人までどなたでも参加可能です。
稲穂が実り、黄金色に輝く田んぼで見て、触って、体験して、楽しみましょう!
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