箸置きがない! 育ちがいい人はこんなときどうしてる?
食事中、ついついお皿の縁にお箸を置いてしまう「渡し箸」。実はこれはマナー違反です! 箸置きがあれば「ごちそうさま」まで必ずそちらを使いましょう。「じゃあ箸置きがないときは、一体どこに置けばいいの?!」という疑問を持たれる方も多いでしょう。
実際、私の生徒さんからもそのような質問がたくさん寄せられるため、著書の「もっと!『育ちがいい人』だけが知っていること」 /ダイヤモンド社 にも正解を書かせていただいたのですが、それは… 箸袋を使うという方法です! ただし、折り紙のように「箸袋で箸置きをつくってください」ということではありません! とても器用に胴が長い鶴の箸置きを折り上げる方をしばしばお見掛けします。でも考えてみてください、箸袋はいろいろな方の手に触れ、様々な場所に置かれたりもしますので、箸先を乗せるには衛生的におすすめできません。また、食事の際に一生懸命箸置きを作っている姿はいかがなものでしょう?
そこで、私のおすすめは、箸袋を軽くひと結びするというもの。そちらに箸先3センチほどを入れてみてください。これでしたら、サッと出来上がるだけあって粋でもありますね。もしくは、単に箸袋を二つ折りにするだけでも結構ですし、ちょとだけずらして折ってみても素敵ですよ。
ただし、定食屋さんやファミレス、居酒屋、牛丼屋さん、またはラーメン店のようなカジュアルで庶民的な雰囲気のお店でしたら、本来マナー違反である「渡し箸」でも全く構わない、と私は考えます。みなさんも、場所や同席の方に合わせて最適なマナーを取り入れてくださいね。
動画でご確認したい方はこちらをご覧下さい! →『箸置きがない時どこに置いてる?上品な食事とお箸の置き方を教えます【マナー講師 諏内えみ】』