マナー講師が分析! レディー・ガガに学ぶ、デキる人に見えるお辞儀のコツとは?
本日公開のレディー・ガガ主演「HOUSE OF GUCCI」をさっそく観てまいりました。私はガガさんを拝見するとマナー講師として必ず思い起こすことがあります。それは彼女の非の打ち所がないパーフェクトなお辞儀の所作。映画の中では日本人を話題にしたシーンもありまた。お辞儀については触れていませんでしたが…
2016年秋。レディー・ガガさんがなんと!日テレのニュース番組、「NEWS ZERO」に出演されました。それも、“キャスター”として!
村尾信尚さんと小正裕佳子さんなどキャスターの方と並んでお辞儀をする場面で、私は目を奪われてしまったのです。両隣にいる日本人より、圧倒的にお辞儀が美しい!
「キャスターよりキレイってどういうこと?!」など話題になったようで、しっかりトレーニングを受けてきたベテランアナウンサーや、アンカーのような貫録さえいたしました。
そこで、私もマナー講師の立場から、ガガさんの『美し過ぎるお辞儀』の理由を分析してみました。また、僭越ながら、キャスターの方との比較もさせて頂きましたのでご覧下さいませ。
●お辞儀の角度は?
・村尾キャスター → 15~20度
・小正キャスター → 45度
・レディー・ガガさん → 30度
●頭~背中にかけての線
・村尾キャスター → 背筋の角度に対して、頭が下がっている
・小正キャスター → 頭がやや下がっている
・レディー・ガガさん →頭~背筋が見事な一直線!
一般的に、お辞儀の種類は『会釈』 『敬礼』 『最敬礼』の3つに分けられます。角度はそれぞれ、15度、30度、45度となります。通常のビジネスシーンでの挨拶では『敬礼』のお辞儀、つまり30度のお辞儀が適していますので、15度ではちょっともの足りなく、45度では深すぎるというイメージ。ですから、レディー・ガガさんのお辞儀の角度はまさにパーフェクト!ということになります。
実は… 私がその角度よりも重きを置いているお辞儀の所作があります。それは、頭~背中にかけての線。多くのビジネスパーソンの方々はこの部分が甘いのです! 背筋が伸びておらず、ねこ背になってしまっていては“デキる感”は決して表せません。
そして、それ以上に大切なのが頭。「頭を下げなさい」という言葉がありますが、頭だけ下げたり、肩よりずいぶん頭が下がってしまっていると、『自信がない人』という印象を与えてしまいます。
では、レディー・ガガさんのように美しく“デキる感”あるお辞儀のコツをお伝えしましょう。
【1】先ずは、背筋をスッと伸ばした正しい姿勢をとる。
【2】頭は一切動かさずに固定したまま腰から折っていく。
【3】30度倒した所でピタッ!と止める。
これで、あなたの誠実感や信頼度をグンとアップさせることができ、クライアントや取引先はもちろんのこと、プライベートシーンでも「素敵な人」という印象を持っていただくことができますよ!
レディー・ガガさんのお辞儀姿をお写真でご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。
「レディーガガの“美しいお辞儀”を分析」
拙著「『育ちがいい人』だけが知っていること」と、第二弾の「もっと!『育ちがいい人』だけが知っていること」 /ダイヤモンド社 でもお辞儀のコツをご紹介しております。
結果を出すマナースクールライビウム
代表 諏内えみ