【思春期】スマホばかりいじる子に効果的だった!自律的な子に育てるために教師が実践した3つの方法
思春期の子どもがスマホばかりいじっている姿に、多くの保護者が頭を悩ませているのではないでしょうか。勉強や家族との会話の時間が減り、生活リズムが乱れがちな様子に心配になることもあるでしょう。今回はスマホばかりいじる子供の共通点と対処方法を解説します。
スマホばかりいじる子の傾向
スマホばかりいじる思春期の子どもには、いくつかの共通点があります。例えば、現実逃避傾向がある、コミュニケーションが苦手、興味の幅が狭い、などの特徴が見られます。また、SNSでの承認欲求が強かったり、FOMO(Fear of Missing Out:取り残される不安)を感じやすかったりする傾向もあるようです。
それでは、こういった子供へはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。
1. 「スマホフリータイム」を家族で設定する
家族全員でスマホを使わない時間帯を決めます。例えば、夕食時や就寝前の1時間をスマホフリータイムとし、その間は face-to-face のコミュニケーションや読書などの活動を促します。これにより、リアルな対話や趣味の時間が増え、スマホ以外の楽しみを見出せるようになります。
効果的な声かけ例
「今日の夕食後1時間は、みんなでボードゲームをしようよ。」
NGな声かけ例
「いつもスマホばかり。そんなにスマホが大事なの?」
2. 「デジタルデトックスデー」を月1回実施する
月に1回、家族全員でスマホを使わない日を設けます。その日は、外出したり、新しい体験をしたりと、スマホなしでも楽しめる活動を計画します。これにより、スマホ依存度を下げ、リアルな体験の楽しさを再認識できます。
効果的な声かけ例
「今度の日曜日は、スマホなしで山登りに行こう。どんな発見があるかな?」
NGな声かけ例
「明日はスマホ禁止だからね。我慢しなさい!」
3. 「スマホ使用目的リスト」を作成する
スマホを使う前に、その目的を明確にするリストを作成します。例えば、「友達とのコミュニケーション」「情報収集」「娯楽」などのカテゴリーを設け、使用時間の目安も記入します。これにより、無意識な使用を減らし、目的意識を持ってスマホを利用する習慣が身につきます。
効果的な声かけ例
「スマホを使う時は、何のためにスマホを使うのか考えてみよう。リストに追加してもいいよ。」
NGな声かけ例
「何時間もSNSばかり見て。時間の無駄でしょ!」
まとめ
スマホ依存傾向のある思春期の子どもへの対応には、家族での取り組み、デジタルデトックス、目的意識の向上がポイントです。禁止するのではなく、子供の気持ちに寄り添いながら、一緒にバランスの取れた使用方法を見つけていく姿勢が大切です。焦らず、長い目で見守ることで、きっと「自律的な」子に成長していくはずです。一緒に頑張りましょう!
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