こんにちは。地域情報Webライターのクリア水です。

今回はレトロな穴場カフェをご紹介します。それは、「県立美術館喫茶室」。場所は福岡市中央区、須崎公園の福岡県立美術館の中です。

ちなみに、福岡県立美術館の外壁は献上博多織の柄なんですって。「献上博多織」というのは、江戸時代、黒田藩の保護のもと江戸幕府へ毎年博多織が献上されていたから、そう呼ばれているそうですよ。

美術館に入ってすぐ左側に「県立美術館喫茶室」はあります。

中に入ると、クラシックな雰囲気の素敵な空間が。

天井も高く、開放感があります。

番号札やメニューもおしゃれ

◆クロワッサンセット　880円

クロワッサンセットをいただきました。コーヒーは、一杯一杯サイフォンで淹れてくれる、本格的なものです。クロワッサンは香ばしくてとっても美味しかったです。クラシカルで優雅な空間でゆったりと時間を過ごすことができます。

◆黒板に手書きされているメニュー

この「県立美術館喫茶室」は、2022年にできたばかりの新しいカフェです。新しいのに、この味のあるレトロな雰囲気はなんでだろう？と思っていました。わかりました、机や棚は九州大学で実際に使われていた歴史のあるものなんですって。だから、こんなにクラシカルで落ち着く雰囲気なんですね。

今では日本や世界で活躍している方たちが、学生の頃に使ったものかもしれないと思うと感慨深いですね。

◆隣では福岡市民会館建替え中

県立美術館の隣では、新しい市民会館を建設中です。新しい市民会館は「福岡市拠点文化施設」とされているのでまだ名前は決まっていないようです。

丸い形の建物ができていますね。新しい福岡市民会館は、大中小のホールやリハーサル室、練習場などができるそうです。

今の須崎公園の場所に市民会館が移り、今の市民会館の場所は公園になるらしいですよ。楽しみです。

◆働く自動車のクレーン車には劇場の名前

市民会館立替工事で働いているクレーン車には一つ一つ名前がついています。

「スカラ号」「オペラ号」「メトロポリタン号」…劇場の名前になっているのかな？面白いですね。「働く自動車」好きなお子さんと見に行ってみるのも楽しいかもしれません。

◆福岡県立美術館は移転が決まっている

福岡県立美術館は、2029年大濠公園に移転することが決まっています。大濠公園の新しい県立美術館は有名な建築家、隈研吾さんが建設されるそうですよ。木がいっぱいある「スターバックス太宰府天満宮表参道店」を設計された方です。こちらも楽しみですね。

移転が決まっているとなれば、今の県立美術館を一度しっかり体験しておくのもいいですね。

「県立美術館喫茶室」は、ゆったり落ち着ける穴場のカフェです。

変わっていく須崎公園の今をご覧になることができるので、是非足を運んでみてくださいね。