名古屋の老舗喫茶店「コンパル」であんかけスパゲッティーとクリームソーダをいただいてきましたのでご紹介します。

「コンパル」は昭和22年創業の喫茶店です。

戦後すぐに生まれた筆者の母も「コンパル」には昔よく行ったと話していました。

創業者である若田積蔵氏が戦争で中国へ行った時に、現地で非常に賑わっていた「金春」という飲食店があったそうです。

帰国後に喫茶店を開業するにあたり、その飲食店のように繁盛する店にしたいという思いから「コンパル」と名付けたとのこと。

本日伺った「コンパル　御器所店」は昭和48年に開業しました。

1階から入って、階段を上がると2階に客席が広がっています。

以前、昼間に「コンパル」に行こうと立ち寄ったときには、駐車場が満車で行くのを諦めたのですが、平日の夜の時間帯は、お客様も多くなく落ち着いています。

仕事帰りに静かにお茶をしたい時には、最高の環境です。

お席は82席もあります。

レトロなデザインの照明は丸みのあるデザインで安らぎます。

また客席のある2階からは、御器所通を行きかう車を上から眺めることができて楽しいです。

コンパルと言えばサンドイッチが有名ですが、御器所店では、スパゲッティーやハンバーグも提供しています。

11時から閉店までいただけます。

平日のランチライムには、お弁当を注文でドリンクが150円引きになる等、ちょっとお得にコンパルの味を楽しむことができます。

珈琲が美味しいのはもちろんのこと、冷たい飲み物やスイーツも充実しています。

コンパルのアイスコーヒーは、氷の入ったグラスとホットコーヒーが運ばれてくるので、お客様自身でアイスコーヒーにするスタイルとのこと。

熱々のコーヒーを瞬時にお客様自身で冷却することで、香りや風味を損なわずにおいしいアイスコーヒーを楽しめるという利点があります。

今日、いただいたのはカントリースパ（800円）とクリームソーダ（600円）です。

あんかけスパの特徴である、とろみのあるスパゲッティーによく絡む餡が絶品です。

スパゲッティーだけでなく、野菜も餡と一緒にいただきます。

「あんかけスパゲッティ」とは、太めのスパゲッティに胡椒などスパイスの効いたトマトベースの餡がかかった料理で、喫茶店や専門店など、さまざまな場所で提供している名古屋のご当地グルメです。餡に混ざっている具材やトッピングで名称が異なります。

お好みでパルメザンチーズやタバスコをかけていただきます。

クリームソーダ（600円）です。

オーソドックスなクリームソーダで昭和レトロな見た目で人気があります。

コンパルには「メロンフロート」（650円）というメニューもあり、そちらは本物のメロンがグラスに添えられているそうです。

コンパルのメニューは、レシピや見た目などは、誕生から一切変わっていないそうです。

名古屋市以外には店舗は持たず、あえて目新しい取り組みをしない「コンパル」は、昔から変わらない安心できる場所として、名古屋の人々に愛され続けています。

コンパルの「エビフライサンド」は、長年のロングセラーです。

こちらはどのコンパルの店舗でも召し上がれます。

エビフライ３本、ふんわり玉子をカツソースとタルタルソースのダブルソースを使ってトーストパンでサンドしています。

長年レストランで勤務していたシェフをスカウトし、昭和35年から本格的なサンドイッチメニューを展開しています。詳しいメニューはこちらからご覧ください。

モーニングセットは、お好きなドリンクに150円プラスでいただけます。

ランチセットはコーヒー（480円）の場合だと、プラス270円の合計750円となります。

御器所店では、先ほどご紹介した、スパゲッティー、ハンバーグ、お弁当なども選択肢にありますので、1週間通っても飽きなさそうです。

お好きな時間帯に是非足を運んでみてください。