【川崎市中原区】武蔵小杉でタヌキを目撃! 見つけても触らないで
武蔵小杉駅からほど近い、法政通り商店街の路上でタヌキを目撃しました!
しかも日中15時過ぎ、人がぞろぞろ歩いている時です。井田山や多摩川で見かけるなら、まだ想像できますが、こんなに人が多いところでタヌキを見かけるとは思いもしませんでした。
法政通り商店街で
場所はこちら。武蔵小杉駅から法政通り商店街を歩いてきて、セブンイレブンが見える付近です。
ちょうど写真の赤い矢印付近にセブンイレブンの車が止まっていて、納品してガラガラを押しながら車に戻ってきたおじさんと私がセブンイレブンの車の付近にいた時、振り返って駐車場の中を覗き込む会社員風の男性が私の前を歩いていました。
なんだろうな?
と思った瞬間!
駐車場から猫よりやや大きい動物が猛然と私の方に向かって走ってきて、足元を通り過ぎました。下の写真の赤い線がタヌキが走ってきたところです。この歩道上を歩いていた時なので、まさに足元、人間なら肩が触れるほどのそばを通り過ぎました。
走り抜けるタヌキ、追いかける黒猫
タヌキにしか見えず思わず「えっ!」と声が出て、隣にいたセブンイレブンのおじさんに「今の何⁈」とおもわず聞いてしまいました。
おじさん「タヌキかムジナ!」
タヌキは角を曲がって走っていきました。走って追いかけたら怖がらせてよけい逃げそうなので、歩きつつ角を曲がって行くと、黒猫が飛び出てきてタヌキを追いかけていくところでした。
おじさんが言うには「猫が追いかけていったあの道へ入っていった!」
タヌキ、猫、私の順で道にいます。タヌキを追いかける猫の後ろをついていったところ、よその家のすきまから奥へ入っていくタヌキが見えました。すきまから入られては人間はついていけませんが、猫は追いかけようとしています。
背中に毛のないタヌキ
ところが足元を通った時に見たタヌキの背中は毛がすべて抜けていたのです。疥癬症のタヌキです。疥癬症もひどくなると、皮膚がしわしわになり象の足のようになりますが、そこまでではなく、背中だけ毛が全部抜けている状態でした。
猫が飛びついたら感染しないかと思い、猫に「移るといけないから追いかけるのやめよう?」と言ってみたところ、人間のことばが通じたわけでもないと思いますが、それ以上追いかけるのをやめました。人に慣れている猫のようで、しばらく私の隣にいて、タヌキが走っていった方を見ていました。
タヌキが入り込んでいった方向をさらに進むと二ヶ領用水があります。想像でしかありませんが、写真のようなところを夜に歩いていれば人間も気がつかなさそうです。
2024年1月31日付けで川崎市からも毛のないタヌキの目撃情報が寄せられていると、以下のようなお知らせが出ていました。
武蔵中原駅の方でもタヌキを見かけたという方がいましたが、そちらは夜です。一般的にはタヌキは夜に行動して、昼間に商店街を走り抜けることはまれだと思います。調べたところによれば、疥癬症で弱っているタヌキは、昼間でも人がいるところを歩くことがあるようです。
今回目撃したタヌキは弱っているから昼間に商店街に出てきてしまったとはいえ走り抜けていった上、私は怖がらせないよう歩いて後をついていっているため、タヌキがすばやく隠れてしまい写真は撮れませんでした。
なお、疥癬症はヒゼンダニによるもので、感染したタヌキが動物園で保護されヒゼンダニに効く薬で完治しているというニュースが過去にありました。
また、ヒゼンダニは、体長約400μm(※1)と単位がミリメートルより下であることからわかるように肉眼では見えないそうです。
※1μm
マイクロメートルと読み10の-3乗mm
1mmの1/1000の大きさ
タヌキを目撃した付近
神奈川県川崎市中原区今井南町20−1 地図を見る
地図がお店を示していますが、お店は関係ありません