【京都市】北区 『天寧寺』の巨大なカヤの樹と比叡山借景にみる諫鼓鶏(かんこどり)♪
京都市の北区にある『天寧寺』はもともと会津の城下にあった曹洞宗のお寺です。京都御苑の北側、寺町通と鞍馬口通の交差点の南東に位置します。
山門の向こうに比叡山が見えることから「額縁門」と呼ばれています。
なるほど、まるで絵画のように綺麗に見えますね♪
江戸時代の茶人として有名な金森宗和と、天台宗松陰坊の遺跡、そして剣道示現流の開祖といわれる善吉和尚の墓があります。
境内に入ると自然いっぱいで綺麗に整備されたお庭が出迎えてくれます。
百日紅のピンクの花の向こうにかすかに見える比叡山が美しい〜♪
『天寧寺』さんのご本尊は仏師春田作と伝わる釈迦如来像。
また、境内観音堂には、後水尾天皇念持仏と伝える聖観音像と、東福門院念持仏と伝える薬師如来像が安置されているそうです。
まるで飛び出してきそうな天井の天龍も立派ですね!
巨大なカヤの樹は、昭和62年京都市登録天然記念物に指定されてます。高さ15メートルもあるそうです!
またその案内板の手前に目を見張るように「鳥」がいます。
これは中国の古事にちなんだ天下泰平の象徴である「諫鼓鶏(かんこどり)の灯籠」。
門の方から見ると、諫鼓鶏が比叡山をゆったりと眺めているかのよう、とあるように諫鼓鶏がその景色を彩ってくれてます♪
京の六地蔵巡りで鞍馬口の上善寺さんにいらっしゃる「鞍馬口地蔵」にお参りに行く時に、ふとご縁をいただいた『天寧寺』さん。
山門を通しての眺めと、境内に入ってからの眺めの両方を楽しめる『天寧寺』さんで、諫鼓鶏さんと一緒に比叡山を眺めるのもいいですね♪
天寧寺
〒603-8138 京都市北区寺町鞍馬口下ル天寧寺門前町301
075-231-562