【神戸】100年を迎える老舗パン屋「フロインドリーブ」。教会のリノベカフェで至福のひと時
大正13(1924)年創業の老舗パン屋「フロインドリーブ」。初代フロインドリーブは本格的なドイツパンを広め、長年地元で親しまれてきました。阪神淡路大震災後には教会だった建物を改装し、パンやケーキを販売するショップ、カフェを併設してリニューアルオープン。元礼拝堂のカフェでスイーツをいただいたのでご紹介します。
教会を再生したパン屋&カフェ
港町である神戸には外国の文化がいち早く根付き、パン文化も盛んです。中でも大正13(1924)年創業の老舗「フロインドリーブ」は、本格的なドイツパンの店として知られています。
阪神淡路大震災で甚大な被害を被り、その後旧神戸ユニオン教会を再建し営業を再開。1Fはパンやケーキ、お菓子を販売するショップ、礼拝堂であった2Fのカフェでは、お店のパンを使ったモーニングからランチ、ケーキを楽しめるようになりました。教会を改装してショップ&カフェにしてしまうとは、さすがのセンス。
昭和4(1929)年に建てられた「神戸ユニオン教会」は、関西を中心に活動を広げたアメリカ人建築家W.M.ヴォーリズによるものです。平成11(1999)年11月に「フロインドリーブ」が移転リニューアルオープンし、この建物の新しい歴史が始まりました。
お洒落なカフェでティータイム
三ノ宮駅から北に歩いて13分ほど。都会の喧騒から少し外れた住宅街に、元教会の瀟洒な建物が佇んでいます。
ヨーロッパの香りが漂うお洒落な外観ですよね。1Fのショップでは、工房で昔ながらの製法で焼かれたパンや焼き菓子、ケーキを販売しています。ライ麦入りのパンや多彩なトーストなど、ドイツパンならではの味わい深さで本当に美味しいので、ぜひお土産にどうぞ。
2Fへの階段を上ると、礼拝堂だったという天井の高い開放的なカフェ空間が広がります。白壁に教会ならではの格子窓、立派な梁、シャンデリアがきらめき、インテリアはヨーロピアンなアンティークスタイル。シンプルな空間に、気品のあるディテールがよく映えて素敵です。
ティータイムの時間だったので「カットケーキ&アイスクリーム」715円(税別)とドリンク(セット330円・税込)を注文。ミルクティーはポットでサービス。寒い時季にいただくと、体が芯から温まります。
訪れた日はフレッシュケーキやタルトは完売でした。そちらが目当ての場合は、出来るだけ早めに行くことをおすすめします。
コクのある香り高いバターをふんだんに使用したリッチなカットケーキは、生クリームと相性抜群! アイスクリームや生クリームを添えていただくと、更にコクが増し、しっとりとして美味しくいただけますよ。
パン屋が主体とあり、モーニング(10:00~11:30)、ランチ、各種サンドイッチなどでこちらの焼き立てパンを楽しめます。
ローストビーフのサンドイッチなど、ボリュームたっぷりで豪華なメニューもそろいます。帰りがけに1階のショップで、パンはもちろん、パイや日持ちのする焼き菓子をお土産に購入してもいいですね。
洋館の建ち並ぶお洒落な港町・神戸で過ごすのにふさわしい空間で、憩いのひと時を過ごしてみてはいかがですか。
フロインドリーブ
住所:神戸市中央区生田町4丁目6-15
TEL:078-231-6051
営業時間:10:00-18:00(LO/17:30)
定休日:水曜(祝日の場合は翌日休)
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