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【河内長野市】あの山本浩之アナウンサーがオズ大王に!ラブリーホールミュージカルの練習風景を見ました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

今年30周年を迎えた、ラブリーホール(河内長野市立文化会館)。4月に行われた無料の記念イベントが記憶に新しいですね。

ラブリーホールを管理運営するのは公益財団法人河内長野市文化振興財団ですが、同財団が主催している事業のうちのひとつに、ラブリーホール・ミュージカルスクールがあります。

同スクールが毎年本公演として行うミュージカル作品、今年は「オズの魔法使い」です。

今回はスペシャルゲストとして、テレビラジオ等で幅広く活躍する山本浩之フリーアナウンサーが、オズ大王役として特別出演をするという情報をキャッチ。特別にミュージカルの練習を見学させていただきました。

練習開始直後にラブリーホールに行きました。ちょうどホワイエの前で、全員で記念撮影をしていたところ。スクール生の人数が多いのにびっくりしました。

このミュージカルスクールのコンセプトは次の通りです。

  • 劇場ならではの本格的なミュージカル制作
  • 学校区域を越えた子ども達のネットワーク
  • 学年を越えた子ども達の交流
  • ミュージカルを通じて夢を持つことの素晴らしさを知る
  • 最後までやり遂げることにより達成感と自信を持つ

さてラブリーホールの大ホールに入ってみましょう。いつもと違い、練習の雰囲気はどこか緊迫した空気に包まれていました。

ミュージカルスクールのレッスンは本クラス(小学4年生~20代)と、リトルクラス(小学1年から3年生)のコースがあります。また河内長野市民のみという条件があります。

練習が始まりました。ミュージカルスクールは、1999年8月の第1回ファミリーミュージカルからスタートしました。年に1度の本公演のほか、ミュージカルスクール発表会があります。

その他にも奥河内音絵巻への出演や河内長野市役所、木根館などのイベントでも出演実績があります。そういえば30周年記念イベントでも登場していましたね。

練習なので服装こそはTシャツとジャージ姿ですが、パフォーマンスは本番さながら。

2006年まではミュージカルが終了するごとに解散していましたが、これでは参加者のレベルアップにつながらないことから、2007年に通年型のスクールとして開講以降は、日常的にレッスンが受けられるようになりました。

2009年に本クラスとは別にリトルクラスも開講。

また当初は歌とダンスのレッスンのみ行っていましたが、2014年4月より演技指導が加わり、本格的なミュージカル総合レッスンが始まりました。

振付・ダンス指導のTENさんの厳しい指導が行われています。

私のような素人から見ればすでに完成度が高そうに見えますが、プロから見るとそれでも物足りないのでしょうね。

次に演技指導が始まります。ここからは演出の大塚雅史さんが担当。

大塚さんのプロフィールをみると、1990年に劇団「ランニングシアターダッシュ」旗揚げし、主にスポーツを舞台にした「熱くて泣けるエンターテイメイト」と呼ばれるような作品を次々と発表。

1997年「パルテノン多摩演劇フェスティバル」でグランプリを受賞しました。劇団は2005年に解散しましたが、以降はフリーの演劇作家として活躍中です。

また山本浩之さんが今回ラブリーホールミュージカルに特別出演することになったのは、大塚さんの紹介によるものだったそうです。

厳しいながらも優しさがどこかにあり、ときおり笑い声も聞こえる中、熱血漢あふれる指導をする大塚さん。

大塚さんは、感情的に声を出すことが大事であるか、演じる対象者がどういう気持ちでその言葉を発するのか、また、どういう気持ちを込めてそのセリフを演じるのかについて、スクール生にわかりやすく指導を続けておられました。

こちらは、歌唱指導の楠美さえこさんと、練習ピアニストの早川由紀乃さんです。演技指導の合間(休憩時間)中に、個別で歌唱指導をしていました。

そのほか舞台の中心で演技指導を受けているメンバーとは別に、離れたところでスクール生たちが各々自主的に練習をしているシーンが印象的でした。

さて、いよいよ山本浩之さんが登場しました。今回のミュージカル特別出演について山本さんからのメッセージを紹介しましょう。

このたび、ご縁があってミュージカル「オズの魔法使い」に出演させて頂くことになりました。人様の前で表現する仕事について38年、その大半がアナウンサーという職業でニュースの現場でした。51歳の時に仕事の幅を拡げたいとフリーに転じ、3年前、友人でもあるメッセンジャー黒田氏脚本の舞台で主演を務めましたが、その時に演出を手がけられたのが大塚雅史さんでした。

練習後の山本さん
練習後の山本さん

直前まで台詞が頭に入らない、しかも、アナウンサー口調が抜けずハッキリと喋りすぎてしまう。悪戦苦闘する私の姿を一番近くで見ていたはずの大塚さんから、今回オズ大王のオファーをいただいたのです。
身に余る光栄ですが、、知りませんよ。私なんぞに!子どもたちの足を引っ張りはしないか、ここは一つのねじり鉢巻きで臨む覚悟、イヤイヤ肩に力が入りすぎるとロクなことはないですしねぇ。

山本さんの左にいるのが作曲担当のサキタハヂメさん
山本さんの左にいるのが作曲担当のサキタハヂメさん

しかも作曲担当は、今や大音楽監督のサキタハヂメさん。彼の楽曲を生ギターを演奏しながら歌うなんて!!趣味で爪弾く程度なのに・・・。
いや、ホンマにこの人達何を考えてはるのか。とにかく、また今回も眠れぬ夜が続きそうですが、シンプルに一言「頑張ります」

さあ、いよいよ山本さんの出番です。

山本さんとスクール生の迫真の演技。

山本さんとの演技の間でも、大塚さんの演技指導がその都度入ってきます。

ミュージカルらしいエンディングで踊りながら歌うスクール生。

この日は午後6時から9時までの3時間の練習があり、時間になると無事に終わりました。

本番が8月7日と迫っているとはいえ、見た限りでは本当に完成度の高い演技のような気がします。しかし、指導する側にとってはまだまだ物足りないのか、さらに高いレベルにまで引き上げようとする姿が印象的でした。

画像提供:ラブリーホール
画像提供:ラブリーホール

後日、本番で着用する衣装合わせが行われました。

画像提供:ラブリーホール
画像提供:ラブリーホール

練習のときのTシャツ、ジャージ姿と違って華やかですね。

画像提供:ラブリーホール
画像提供:ラブリーホール

これでいよいよ本番が楽しみになってきました。

最後に、今回のミュージカルの題材「オズの魔法使い」について簡単にご紹介しましょう。

カンザスに住む少女ドロシーと犬のぬいぐるみトトが、竜巻によりオズの国に飛ばされてしまうという物語。

オズの国で出会った、かかし、ブリキの木こり、弱虫のライオンと、それぞれの願いをごとを叶えてもらおうと、オズ大王のいるエメラルドの都を目指すというお話です。

ラブリーホール・オリジナル・ミュージカルvol.11「OZ オズの魔法使い」は、8月7日ラブリーホール大ホールで11時と15時の2回公演です。料金は大人3000円(L会員2500円)3歳以上高校生以下2000円(L会員1500円)です。

チケットはすでに販売中です。今回見学したのはTシャツ姿でしたが、きっと役の衣装を着て演じ歌い踊る姿は、華やかで美しいのでしょうね。スクール生と山本さんの迫真の演技、ぜひとも見に行ってください。

河内長野市立文化会館・ラブリーホール(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市西代町12-46
電話番号:0721-56-6100
アクセス:河内長野駅から徒歩10分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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