結婚詐欺事件ー婚活する上で、この卑劣な犯罪から身を守る、唯一の方法とは?
仙台と京都で今月、結婚詐欺事件で容疑者が逮捕
結婚詐欺ー。
前向きに結婚を考える独身者からお金をだましとる事件がYahoo!ニュースのトピックスに掲載されていました。
50歳の男が、女性人から少なくとも総額1億5000万円をだまし取った可能性があるそうです。
京都でも今月、既婚の女が独身男性から200万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕されています。
結婚を前向きに考える気持ちを踏みにじり、お金を奪う。
卑劣以外の言葉が出てきません。
婚活をする上で、どのように注意し、防御していけばいいでしょうか?
名前も仕事も嘘をついていた男、既婚を隠していた女
京都で逮捕された女はスナックの従業員として男性と知り合っています。
仙台で逮捕された男は、お見合いパーティーで女性と出会ったようです。
どちらも共通点は
「嘘をついていたこと」
です。
京都で逮捕された女は既婚を隠し、仙台で逮捕された男は名前も仕事も偽っていました。
実は、結婚情報サービスセンターや結婚相談所での婚活では、基本的に嘘はありえません。
・既婚者でないこと→独身証明書、独身であることを誓約する書面、などで確認します
・名前→免許証など写真入りで本人確認できる書類で確認します
・職業→保険証や社員証などの書類、プロフィールに間違いないか誓約する書面、などで確認します
他にも「収入」「最終学歴」「国家資格」などを確認する結婚相談所は少なくありません。
仙台で逮捕された男が利用したのは、お見合いパーティーでした。
お見合いパーティーも様々で、写真つき身分証明書(免許証やパスポートなど)で本人確認したり、結婚相談所や結婚情報サービスセンターが主催するパーティーの中には、独身証明書を確認するものもあります。
一方、身分証明書すら必要ないお見合いパーティーが存在しているのも、事実です。
そういったパーティーや、結婚相談所での出会いではない場合、悪意を持って嘘をつかれたとしたら、嘘を見破るのは容易ではないでしょう。
すでに好意を持ってしまっていたら、なおさらです。
婚活で唯一、結婚詐欺事件から身を守る方法は、「お金の貸し借りや授受はしないこと」
基本的すぎて「なーんだ」と思われたかもしれません。
でも、どんなに好きでも、どんなに相手が困っていたとしても、「お金の貸し借りはしない」。原則です。
私が加盟する日本仲人協会には、入会時にお渡しする書類に
「交際中、お金の貸し借りなど、後々トラブルになるようなことは避けましょう」
という一文を入れてあります。
他の団体(日本結婚相談所連盟など)でも、金銭の授受、貸借は禁止しています。
結婚したいと思う相手と出会ってからじゃ、いざというとき、判断が鈍ります。
出会う前、婚活スタート前に、「結婚前はお金の貸し借り、授受はしない」と肝に銘じてください。
(結婚相談所での出会いでは、お金の貸し借りや授受の話が出ないカップルばかりですが、それ以外の出会いでも金銭の話が出ないほうが多いのではないでしょうか? と信じたい私です)