もう肉と野菜を無駄に腐らせない!共働きに本当に必要な冷蔵庫の機能は冷凍室の大きさじゃなかった件
結婚してずっと共働きの我が家。毎日仕事が終わってから買い物する時間はないので、だいたいは週末にまとめ買いをしています。
新婚当時に買った冷蔵庫は「まとめ買う気満々」というか、夫婦二人にはでかすぎる高さ190cm弱の大容量モデルで、2段冷凍室に肉・魚冷凍し放題、冷凍レトルト天国、冷蔵室には無尽蔵に食品が入ります。
さぞかし共働き家庭の救世主になるかと思いきや、まぁ使いこなせない私も悪いのですが、あまり料理の効率は上がらないまま・・・。
- 大容量で詰め込める=見失う=野菜液状化現象
- 背が高い冷蔵庫×低身長のワタシ=最上段奥の食品は「ないもの」と化す
- まとめ買いした肉を冷凍しても、解凍が面倒くさくて結局時短にならないし、あまりおいしくない
せっかくまとめ買いしても全部をうまく使い切ることができなくて、もう我が家のフードロス問題は地球規模に発展しそうな勢いでした。
もっと身の丈にあった冷蔵庫に変えようと思っても、国産の家電ってなかなか壊れないのよね。すばら。
そしたらついに、結婚ン十年経ってようやく昨年末冷蔵庫が壊れまして!
これまでの反省と経験を生かして新しい冷蔵庫を選んだら、仕事をしながらでも家事の両立がとてもとても楽しくなり、「これだ!私が求めていたものは!」と狂喜乱舞しました。
そのチョイスポイントの一例をご紹介します。
1.楽な姿勢で庫内の食品を手に取れるサイズ
今のキッチンが少し狭いということもありますが、今回の冷蔵庫はかなりコンパクトサイズ。
高さはウチの旦那より低い170cmに。とはいえ、中身は夫婦二人で生きていくための食品は十分すぎるほど入ります。最近の冷蔵庫は薄型断熱構造のおかげで、外見がゴツイ割には中が広いんですよね。
上の段のものも背伸びせずに取れるし、下の冷凍室も取っ手が低くないのでかがまなくても開けられるし、無理のない姿勢で使えるのがありがたいです。
野菜室も深すぎず、野菜を探すのに手間取ってドアアラームに怒られることもなくなりました。
2.冷凍せずに1週間以上鮮度を保つ「氷点下ストッカー」が超絶便利
今までは肉や魚はすぐ使うつもりで冷凍せずチルドルームで保存していたのですが、残業などで料理できない日が続くと、すぐ1週間位経ってしまい、結局変色したり腐り始めたりとダメにすることも多かった。
かといって、あらかじめ冷凍しておくと、いざ仕事終わりで帰ってすぐ料理したくても解凍が面倒くさい。レンジでも失敗するし、朝から冷蔵庫に入れておくのも忘れるし、あとは解凍せずに煮る位しか献立の幅がなくなるし(←結果私の性能のせい)。
私が買ったMITSUBISHI MR-CX33Hには「氷点下ストッカー」というチルドルームより低い氷点下で鮮度を保つスペースがあり、肉や魚を生のまま長く保存できます。
例えば鶏もも肉が冷蔵だと3日、チルドだと5日保存できるところを、氷点下ストッカーでは約8日間変質せずに美味しく食べられました(※投入時の鮮度状態にもよる)。
やっぱり生のまま調理するのが一番おいしいし、楽!そして結局、一番時短。
3.ドリップが少なく、おいしく解凍できる
それでもやっぱりまとめ買いではビックサイズのお肉は安いので、入りきらなければ冷凍もしたくなります。
「氷点下ストッカー」は生ものを長く保存するだけでなく、冷凍した生鮮食品をおいしく解凍できるのもメリット。
冷凍した食材を朝、氷点下ストッカーにうつしておくと、夕方にはドリップがほとんど出ていない生の状態に戻ります。
しかもその状態で翌日以降に持ち越しても鮮度が保てるのも素晴らしい!
急いでる時は、90分で包丁で切れる硬さまで解凍できます。
上位モデルに搭載されている「切れちゃう瞬冷凍」がなくても同様のことができるので、これでも全然いいじゃん!とオトクでした。
結論:見やすく・取りやすく・食べやすく
時短調理と節約には「冷凍が正義」となんでも冷凍庫に投げ込んでいたあの頃。
冷凍食品はどんどん進化し、おいしく便利になってきて、もちろん今でも強い味方だけど、生の野菜や肉・魚を美味しく守ってくれる相棒(冷蔵庫)があれば、時間がなくてもちゃんと料理できるんだと、作る楽しさを思い出させてくれました。
すべての食材を無駄なく使えることこそが、本当の時短と節約なんですね。
今日も冷蔵庫を開けて見渡せば、「私を使って!」と全部の棚の食品から明るい声が聞こえる気がします。