干し忘れた洗濯物はそのまま干せる?ティッシュまみれの時は?洗い直しのお悩みをすっきり解消
洗濯研究家の平島 利恵です。
毎日する洗濯でも「ティッシュと一緒に洗濯してしまった」「干し忘れてしまった」…など、失敗がつきものです。そんな時、「洗い直しが必要?」と悩むことはありませんか?今回は洗濯トラブルの対処法を解説します。
干し忘れた時は洗い直しが「必要」
洗濯後、うっかり干し忘れていた時、そのまま干してもいい時間の目安は、夏で1時間、冬でも2時間ほどです。
洗濯後の衣類であっても、雑菌はゼロにはなりません。
洗濯槽に取り残された衣類は、湿気と洗濯槽の雑菌・カビの影響で、雑菌が繁殖してしまいます。これをそのまま干すと、黒ずみ・ニオイを招きます。
洗い直しはすすぎ2回以上で
干し忘れた衣類には、通常より雑菌が多く繁殖している可能性があります。
そのため、洗い直しのすすぎは2回以上に設定します。ニオイ予防のために、酸素系漂白剤をいれるのも効果的です。
雨に降られた時は洗い直しが「必要」
雨には、チリやホコリなどの空気中の汚れが付着しているため、突然の雨で濡れてしまった時は、洗い直しが必要です。
少しだけ濡れた時は、早く乾かす
衣類は濡れている時間が長いほど、雑菌が繁殖し、嫌なニオイが発生します。
少し濡れた程度の時は、エアコンやサーキュレーターの風を当て、早く乾かすように部屋干ししましょう。
ティッシュまみれの時はすすぎ直しが「必要」
誤ってティッシュを洗濯してしまった時は、まず衣類を洗濯槽から出します。新聞紙等の上で、衣類をパタパタ振り、付着しているティッシュを振り落としましょう。
その後、洗濯槽に残ったティッシュを取り除き、空の状態ですすぎを行い、糸くずフィルターや洗濯槽に残ったティッシュを取り除きます。
掃除後は衣類を戻し、たっぷりの水で、柔軟剤を使ってすすぎを行います。
柔軟剤を使うことで、衣類の繊維がコーティングされ、ティッシュが再付着しにくくなります。
残ったティッシュは粘着ローラーで
ティッシュは、乾いた後の方が取れやすくなります。衣類を完全に乾かした後、粘着ローラーで取り除きましょう。
洗濯後は糸くずフィルター・排水溝の掃除を
ティッシュが残ると、つまりの原因となるため、洗濯後は排水溝の掃除も忘れずに行いましょう。
紙おむつも同様の対処でOK
紙おむつを誤って洗濯した時も同様に対処します。ポリマーは乾燥すると小さくサラサラの粒に戻るので、干した後にはたきましょう。ポリマーが溶けてしまうため、乾燥機はNGです。
部屋干し臭を防ぐ、洗い直しのコツ
洗い直しをする衣類には、通常よりも汚れ・雑菌が付着している可能性があります。次の4つに注意し、洗濯後の嫌なニオイを防ぎましょう!
- 早めに洗い直す
- 洗剤に酸素系漂白剤をプラスする
- すすぎは2回以上
- 衣類同士の間隔をあけ、早く乾かす