メーガン妃はヘンリー王子とウィリアム皇太子の“兄弟間格差”に驚愕 キャサリン妃の伝記で明らかに
■メーガン夫人の大ファンだった皇太子夫妻
[ロンドン発]昨年のクリスマス以降、公の場から姿を消し、3月にがん治療を告白、6月にチャールズ国王の誕生日を祝う公式行事で公務に復帰したキャサリン皇太子妃(42)について、英王室取材35年のロバート・ジョブソン氏著の伝記が8月1日に発売される。
ジョブソン氏は故ダイアナ元皇太子妃やチャールズ国王、故フィリップ殿下、ウィリアム皇太子とキャサリン妃、ヘンリー公爵とメーガン夫人ら王族の伝記を数多く手掛けている。2005年にはチャールズ国王とカミラ王妃の婚約をスクープした王室通だ。
ジョブソン氏は7月27日から英大衆紙デーリー・メールで新著『キャサリン皇太子妃』のエッセンスを連続で紹介している。ヘンリー公爵がウィリアム皇太子とキャサリン妃にメーガン夫人を紹介する前から2 人はネットフリックスのドラマ『SUITS/スーツ』の大ファンだった。
■結婚を急ぐ弟に忠告した兄
17年11月、ヘンリー公爵とメーガン夫人の婚約が発表された時、キャサリン妃は「ウィリアムと私は感激しています。とてもエキサイティングなニュースです。2人の幸せを祈り、この幸せな瞬間を楽しんでほしいと願っています」とコメントしている。表面上は歓迎ムードだった。
しかしウィリアム皇太子は内心、弟がメーガン夫人のことをよく知らないまま結婚を急いでいることを懸念し、メーガン夫人が「王室の生活に慣れるまでもう少し時間を与えるよう」提案した。侮辱されたと感じたヘンリー公爵とウィリアム皇太子の関係は急速に悪化する。
一方、ケンジントン宮殿の敷地内にあるノッティンガム・コテージに引っ越してきたメーガン夫人はウィリアム皇太子とキャサリン妃の邸宅に招かれ、彼女は兄弟の格差に愕然とした。自分たちが住んでいるところに比べ、兄夫婦がいかに贅沢な暮らしをしているかに驚いた。
■「それがおそらく、すべての緊張の始まり」
親しい情報源は「メーガンが嫉妬したわけではないが、それがおそらく、すべての緊張の始まり」という。その年のクリスマス、2組のカップルはサンドリンガムの教会に向かうところを写真に撮られ 「ファブ・フォー (4人組)」と注目を集めたが、不協和音が鳴り響いていた。
チャールズ国王も次男を幸せにしてくれるとメーガン夫人との関係を築こうと努力した。しかしヘンリー公爵は後に「父親がすでにウィリアム皇太子とキャサリン妃にお金を使っているため、メーガン夫人のために使う十分なお金がないと言った」と明かしている。
ヘンリー公爵は激怒した。自分とメーガン夫人は王室の公務に仕えることに同意した見返りにチャールズ国王から潤沢な資金をもらう権利があると。実際にはチャールズ国王はヘンリー公爵に相当額を渡し、経済的に縁を切ることはなかったが、ヘンリー公爵は慰められなかった。
■「表面は満面の笑顔でも裏では短剣を突きつけ合っていた」
4人組のヒビが明らかになったのは18年2月のロイヤル・ファウンデーション・フォーラムだ。司会者が「家族で意見の相違があったことはありますか」と尋ねると、ウィリアム皇太子は「ああ、あるよ」と答えた。ヘンリー公爵があわてて「健全な意見の相違です」と取り繕った。
亀裂は広がり続ける。ルイ王子を出産したばかりのキャサリン妃が「赤ちゃん脳 」になっているせいで結婚式のプランの詳細を忘れているのではないかとメーガン夫人にほのめかされ、憤慨した。結婚式の4日前には、決定的なシャーロット王女のブライドメイドドレス事件が起きる。
シャーロット王女の試着中にメーガン夫人がキャサリン妃を泣かせたという報道が出ると、メーガン夫人は泣かされたのは自分だと主張した。キャサリン妃とメーガン夫人の関係は修復不能になった。
「公の場では満面の笑みを浮かべていても裏では短剣を突きつけ合っていた」(ジョブソン氏)という。