Yahoo!ニュース

【名古屋市中区】中日ビル5階で島根の伝統工芸ワークショップ開催中!和紙、瓦、組子の3種類GW限定企画

サファーライター(名古屋市)

■島根県なごや情報センター

中日ビルの5階、島根県なごや情報センターでは5月6日(月)まで島根県の伝統工芸を体験できるワークショップが開催中です。島根県浜田市で活動する職人さんを招き、作り手の手ほどきを受けながら自分だけの作品を作ることができますよ。

伝統と温かみのあるオリジナルアイテムでお部屋に彩りを添えてみてはいかがでしょう。お子さんの早めの自由研究にもピッタリですよ。

島根県なごや情報センター。石州和紙で作られた「素戔嗚」と「大蛇」がトレードマーク。観光情報の提供と特産品の販売を行っています。
島根県なごや情報センター。石州和紙で作られた「素戔嗚」と「大蛇」がトレードマーク。観光情報の提供と特産品の販売を行っています。

ワークショップは3種類で、期間中に入れ替えがあります。内容、スケジュールは以下の通りです(土日祝日も実施)。

1.「和紙パネル製作」西田和紙工房(浜田市)

木製のパネルに好きな和紙を貼ってオリジナルの作品を作ります。

・日時:4月25日(木)~4月29日(月)、11時~17時

・料金:15センチ角サイズ1,300円、A4サイズ2,200円

2.「鬼瓦の絵付け」亀谷窯業(浜田市)

ミニチュアの鬼瓦に絵の具で色を付けます。

・日時:4月30日(火)~5月2日(木)、13時~15時

・料金:1,500円

画像はイメージです。実際のワークショップで使用されるものとは異なります。
画像はイメージです。実際のワークショップで使用されるものとは異なります。

3.「組子のコースターづくり」吉原木工所(浜田市)

釘を使わずに、細い木片を組み合わせる組子の技法でマイコースターを作ります(図柄は2案)。

・日時:5月3日(金)~5月6日(月)、11時~17時

・料金:2,000円

画像はイメージです。実際のワークショップで使用されるものとは異なります。
画像はイメージです。実際のワークショップで使用されるものとは異なります。

■和紙パネルを実際に作ってみました

会場の様子。和紙を自由に使ってパネルを作っていきます。
会場の様子。和紙を自由に使ってパネルを作っていきます。

テーブルの上にずらりと並ぶのは島根県西部(石見地方)の伝統的工芸品である「石州和紙」。職人さんが1枚1枚、手ですいて作ったものです。講師の西田さんによると、ねらった厚みですくのは「何年やっても難しい」のだとか。

昔ながらの素材で作られているため、各地の博物館でふすま絵などの修復に使われています。
昔ながらの素材で作られているため、各地の博物館でふすま絵などの修復に使われています。

実際に紙を前にしてみると、色や厚み、凹凸の感じは千差万別。透け感があったり、金色のラメでキラキラしていたりと創作意欲が刺激されます。

15センチ角のパネルの中に、どの紙のどこの模様をどのように配置するか……悩みますが楽しい作業です。デザインが決まったら、糊で接着。

ペタペタ。あとで浮かないように端っこまでしっかりと塗ります。
ペタペタ。あとで浮かないように端っこまでしっかりと塗ります。

石州和紙はかつて大阪の商人たちが顧客台帳として用いていたそうで、火災時には井戸に台帳を投げ込んで消失を防ぎ、鎮火後に引き上げて再度使用していたという逸話があります。実際に水を使いながら紙をちぎったり専用の刷毛でトントントンと叩いたりしながら、その強靭さに納得しきりでした。

写真には写りませんでしたがキラキラの紙を使いました。お好みの和紙1枚をそのままパネルに貼るだけでも素敵です。
写真には写りませんでしたがキラキラの紙を使いました。お好みの和紙1枚をそのままパネルに貼るだけでも素敵です。

作っている最中は持ち前の優柔不断さが発揮され、だんだんと方向性がわからなくなり「どうなることやら!」とヒヤヒヤしましたが、家に帰って飾ってみると手作りならではの愛着が生まれてすっかりお気に入りになりました!ものづくりは楽しいですね。

講師の西田さんは

「地元の原料を使い一貫して昔ながらのやり方でつくっています。独自の風合いを触って確かめてください」

とおっしゃっていました。

用意されている和紙はその特性上、すべてが一点物。これといった完成イメージがある方は早めのお出かけがおすすめです。

■中日ビル開業記念イベント「てしごと市」開催中!

5月6日(月)まで、5階全国センター広場で「てしごと市」が開催されています。全国の工芸品が結集した物産市で、島根県からは西田和紙工房、鍛冶工房弘光、(有)吉原木工所、亀谷窯業、(株)小林工房が出展。普段づかいできるクラフト雑貨の数々をお楽しみに!詳細は中日ビルホームページよりご確認ください。

本日以降の島根県関連の催しは以下の通り。

  1. 4月27日(土)13時30分~14時30分
    セミナー「島根県のたたらをはじめとした鉄の歴史や10代続く工房と作品の説明」(鍛冶工房弘光)
  2. 4月30日(火)13時30分~14時30分
    セミナー「伝統を受け継ぐこと、新しいことへの挑戦」(亀谷窯業)
  3. 5月2日(木)11時~11時20分
    島根県の観光・物産についての紹介(島根県なごや情報センター)
出展中の西田和紙工房。家庭用プリンターで印刷できる名刺用紙はきっと会話が弾むはず!風格も漂います。
出展中の西田和紙工房。家庭用プリンターで印刷できる名刺用紙はきっと会話が弾むはず!風格も漂います。

■施設情報
島根県名古屋情報センター
所在地:愛知県名古屋市中区栄4丁目1-1中日ビル5階
営業時間:8:30~17:15(物販は10:00~15:00)
アクセス:地下鉄「栄」駅から直結(13番出口)
決済:現金
定休日:土、日、祝日、年末年始
公式X
※掲載内容は取材当時のものです。最新の営業状況と異なる場合がございます。
※価格は税込

中日ビル関連記事(サファー)

【石川県】【名古屋市中区】中日ビル、本日オープン!5階、石川県名古屋観光物産案内所で古都金沢のお菓子3種販売

【徳島県】【名古屋市中区】新中日ビルに徳島県名古屋事務所オープン!お値打ちタケノコなど物販で大注目のグルメ5選

【長野県】名古屋中区)中日ビルに長野県名古屋事務所オープン!八ヶ岳のイチゴやアルストロメリア出張販売、明日まで

【島根県】名古屋市中区)新中日ビルに島根県なごや情報センターがオープン!お値打ち直送活シジミは知る人ぞ知る逸品

5階の全国物産観光センターには、北海道から沖縄県まで15のテナントが並びます。マルシェのような雰囲気をお楽しみに!
5階の全国物産観光センターには、北海道から沖縄県まで15のテナントが並びます。マルシェのような雰囲気をお楽しみに!

ライター(名古屋市)

名古屋在住。会社員、ちょっとの海外生活を経て今に至ります。名古屋で働き、暮らしながら「虫の目」で見つけた気になったもの、「素敵ね」と思ったことをのんびりと発信しています。「ワクワク」や「美味しい」、「へぇ~!」にテクテク歩いて出会っています。ラジオが好きで、聞きながらあちこちへ行く毎日。白黒の猫と暮らしています。

サファーの最近の記事