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【宮城県 東松島市】今年で祝100回!鳴瀬流灯花火大会2023年8月16日開催 [小野地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

お盆休みといえば、ご先祖様を含め久々に再会する家族や友人たち、そして普段よりもちょっと豪華な食事が食卓に並び、お子さまもちょっぴり夜更かしが許されるなど、特別な夏の時間が流れるものだ。加えて、全国各地で日本の文化とも言える伝統的な祭りが開催され、国内に限らず海外から訪れた観光客を含め多くの人々で賑わいをみせる。一年で最も盛り上がるのは「お盆時期」という地域はとても多いだろう。

そんな全国規模の祭りが集中している時期に、どうしても埋もれてしまいがちなのが地域の小さな夏祭り。それは子供の頃に友人たちとこぞって参加したような、懐かしさを感じるものだ。『花火やるんだって!』そう耳にして夜道を友人たちと駆け出し、屋台の焼きそばを口いっぱいに頬張り、大きすぎるほどの花火を楽しんだものだ。
規模の大きな祭りも素敵だが、地域で変わらず開催し続けている小さなイベントも、それ以上に貴重な存在であり、これからも守り続けていきたいものだ。
今回は、そんな地域に根ざした夏祭りの中から、今年(2023年)で100回目を迎えるというイベントをご紹介していこう!

イベント名:第100回 東松島市鳴瀬流灯花火大会
日程:2023年8月16日(水)※雨天時は翌17日に順延
時間:18:30から20:30まで(予定)
場所:鳴瀬川左岸河川敷

それは宮城県東松島市の小野地区で行われる「鳴瀬流灯花火大会」。なんと今年でちょうど100回目を迎える歴史ある地域の夏祭りだ。
当日は午後6時30分から開催予定で、まずはお盆ということで「施餓鬼供養(せがきくよう)」の儀式が執り行われる。お盆にこの世を訪れたご先祖様たちを含め、ほか多くの旅人たちを供養し、午後7時に送り火を兼ねて約500個の灯籠が鳴瀬川へと放流される。海とは違い全体に広がり点在するのではなく、川幅と流れに沿って浮かぶ灯籠はまた違った神秘的な風景を作り出してくれそうだ。
その後、午後7時30分からステージパフォーマンスの時間がスタート!昔懐かしい歌謡や「鳴瀬鼓心太鼓(なるせ しんこ だいこ)」による和太鼓の演奏など、夜の鳴瀬川に鳴り響くその空間は「日本の夏」を感じられる素敵な雰囲気となりそうだ。ひとしきりステージショーを楽しんだ後に、午後8時からお待ちかねの「花火の打ち上げ」が行われる予定だ。打ち上げ時間は約30分間あるため飲み物や美味しい食べ物を片手に、天を彩る光と音のパフォーマンスの時間を満喫しよう。(※詳細は上記写真を参照)

そして会場となる場所だが、目印となるのがJR仙石線、JR仙石東北ラインの「陸前小野駅」「東松島市役所鳴瀬庁舎」だ。陸前小野駅の目の前に国道45号線があるので、そこを駅を背にして左方向へ進み、「鳴瀬大橋」方向ではなく「東松島市役所鳴瀬庁舎」方向へと進んでいこう。車利用の方は、同施設(市役所鳴瀬庁舎)がある場所全体が当日の駐車場となっているため、そこに停めたら徒歩の方も同様にそのまま鳴瀬川の河川敷を目指して進もう。

今回は記念すべき100回目の開催となる、宮城県東松島市小野地区で行われる「鳴瀬流灯花火大会」をご紹介してきた。昔からその土地に伝わる祭りとは、時間が流れ周囲が変化している中で「変わらず続いている」ということに、文化的な価値が存在する。初めて東松島市を訪れる方には今回ご紹介した祭りを含め、地域に長く愛されているイベントなどに参加をすると、きっと素敵な体験をすることが出来ると思うぞ。
さあ、今年のお盆は地元のお祭りで素敵な夏の想い出をつくろう!

イベント名:第100回 東松島市鳴瀬流灯花火大会
開催場所:鳴瀬川左岸河川敷
住所:宮城県東松島市小野新宮前5 ※この住所は当日の駐車場となる「東松島市役所鳴瀬庁舎」の住所です。(会場の河川敷までは同駐車場から徒歩7、8分程度)
日程:2023年8月16日(水)
時間:18:30から20:30まで(予定)

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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