【京都市下京区】復元された明治期の米粉を使ったヘルシーで美味しいチーズケーキ作り教室が人気!
西山山麓の稲作農家では、そろそろ田植えの光景もちらほらとみられ、果樹園では苗木植えなども行われ始めたようです。さて、みなさんは、明治期から大正期に向日市に生まれ、一世を風靡した旭米という銘柄をご存じでしょうか? 現在のコシヒカリやひとめぼれなどもこの旭米の血統を受け継いでいるのだそう。
その旭米の米粉を使って美味しいチーズケーキを作る教室があると聞いて、2024年5月15日に訪問してみました。会場となったのは、京都市下京区の富小路綾小路を少し下がったところにある会員制レンタルスペース「四富スクエア」でした。資格や特技を持つ個人が集まり、自己実現するスペースとして、各種セミナーやショップ、サロンや教室などを開催しています。
米粉パン講師のキミさんによって開かれたこの日の教室には、マミーさん、ミキさん、さとこさんの普段から仲良しの3人のマダムが受講しました。みなさん、それぞれの家族に「安心でしかも美味しい米粉のチーズケーキをかっこよく作って食卓に並べられたら」の思いで参加したのだそう。受講の様子も「思ったより力が要るなあ」と楽しく会話しながらも真剣でした。
チーズケーキは一般的には小麦粉に砂糖や卵、生クリーム、レモン果汁などで作りますが、榊さんのレシピは小麦粉ではなく、旭米の米粉になります。小麦より味もさっぱりしている米粉は、ふっくらさせるのが難しいといわれますが、匠の技術とクリームチーズは1個分にまるまる1箱使い、隠し味に酒粕を入れるなど、そこには独自の工夫があります。
オーブンに入れて待つこと40分。綺麗に焼き目のついたふっくらチーズケーキが完成しました。本当に美味しそうにできあがって、マダムたちも大満足のようでした。
榊さんは、京の町家で行われたパン教室でパンの世界にはまり、民間のパン職人の協会などで学びました。名古屋市のsunnyKitchenの登録商標となる「人生変わる米粉食パン」の認定講師となり、その後、縁あって旭米と出会い、一穂プロジェクト主催の「旭米を使ったレシピコンテスト2023、2024」にも連続出場するように。
榊さんは、週に一度「四富スクエアー」の管理人をしながら、京都を中心にトランペット奏者としても活動されています。米粉パン講師として今後は、「手始めにキッチンカーなどで自由にグルテンフリー米粉パンの魅力を広げていける環境をめざしたいですね」と語って下さいました。
「人生変わる米粉食パン」キミさん(外部リンク)
「四富スクエアー」(外部リンク)京都市下京区富小路通綾小路下ル
塗師屋町82番地の2 坂井ビル2階 075-352-9163