【寝屋川市】市長の仕事は「4年間のプロ契約」令和5年6月市議会において広瀬慶輔市長が所信表明演説。
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/neyamon/article/00505313/top_1687447977099.jpeg?exp=10800)
令和5年6月20日(火)、令和5年4月23日に執り行われた寝屋川市長選挙において、大変多くの市民の信託を得て再選を果たし、2期目の市政運営のかじ取りをすることとなった広瀬けいすけ市長が、令和5年6月市議会定例会の開会に当たり、今後4年間の市政運営に関し、所信表明演説を行いました。
![令和5年6月市議会定例会](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/neyamon/article/00505313/internal_1687448263701.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
広瀬けいすけ市長は、はじめに、次のように述べられました。
選挙活動の中で、たくさんの方々から寝屋川市の「イメージが変わってきた」「良くなってきたと感じる」といった声を多くいただきました。実際、NHKの市長選挙出口調査によると、私が担ってきた市政に対して、9割の市民が「評価する」と答えておられます。これは、これまでの4年間に進めてきた各施策に高い評価をいただくとともに、変化を実感していただき、また様々な機会を通じてお示ししてきた寝屋川市の将来ビジョンに対し、御信任をいただけたものと受け止めております。市民の皆さんの御支持と御期待にしっかりとお応えできるよう、決意を新たにするとともに、改めて身の引き締まる思いであり、市民から「評価される市役所」となるために、引き続き、全身全霊で市長としての職責を果たしてまいります。
![令和5年6月市議会定例会](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/neyamon/article/00505313/internal_1687448522128.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
その後、次のテーマごとに演説を行いました。
◆ 2軸化構想の推進と年齢構成のリバランス
◆ まちのリノベーションのプロデュース
◆ 今後の市政運営の基本的方針
◆「まちのイメージ」を変える
◆「子育て・教育環境」を変える
◆「暮らしの質」を変える
◆「市役所のサービス」を変える
![再選を果たし初登庁の挨拶](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/neyamon/article/00505313/internal_1687448756188.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
結びにとして、次のように述べられました。
私はまちづくりをよく「囲碁」に例えます。整備予定の公共施設などは「碁石」です。「アイコン」(象徴)となる「こだわり」の施設を的確に戦略的に配置していくことで、一つの石の「点」が、次第に結びつき「面」を形成していきます。まちづくりではこれが「まちの印象・イメージ」となります。
大規模な再開発ができない本市が、「短期間」でまちのイメージを変えていくには、いくつかの「点」(施設)で「面」(イメージ)を形成していくこの手法が最も有効です。また、その効果を最大化するためには、通常の「点」(施設)ではなく、経営資源を集中させた「こだわりの一点」、メッセージ性の強い、新たな価値を提案する「こだわりの施設」が必要です。キーワードは「こだわりのまちづくり」です。
シビルミニマムも時代とともに大きく変わりつつあります。図書館、学校、公園、市役所、これまでシビルミニマムを満たしていた施設の仕様では市民満足が得られない時代が来ています。我々は寝屋川市のリノベーションを進めるに当たって、「新たなシビルミニマム」をどう設定するのかを戦略的に決定していかなければなりません。これは施設に限らず、子育て支援などソフト面の施策でも同様です。その新たな基準に基づいた「こだわりの施設」「こだわりの政策」が寝屋川市の競争優位となり、選ばれるまちへとつながるのです。
![隈研吾氏と広瀬慶輔市長](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/neyamon/article/00505313/internal_1687449569134.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
最後に、これらを実現していくためには、これまで以上に「経営責任」を明確にしていく必要があります。そこで、市長を始めとする経営陣、つまり特別職の給料に「市民評価連動型給料」を導入します。これは定点観測として4年ごとに実施予定の(仮称)市民意識調査の市政運営への評価の項目を指標として、「評価しない」が「評価する」を上回る率を、改善すべき“経営上のペナルティー”として、定められた給料から減額するものです。
私は今回の選挙を通して、市長の仕事は「4年間のプロ契約」のようなものだと市民の皆さんに訴えてきました。プロとして市民から税金で雇われた以上、4年間の成果をしっかりお示しすること、そしてそれに対する市民の皆さんの評価と新たな契約の金額が連動する仕組みが必要です。
何より、それら「すべての過程」を市民の皆さんに公開することで、市民の皆さんの「納得感」につながるものと考えます。これは「経営責任」を明確にし、その責任を負うという我々特別職の「覚悟」を示すものです。
この4年間も引き続き、寝屋川市が「選ばれるまち」へと大きな変化を遂げるために、スピード感を持って、市政運営に全力を傾注し、市民の皆さんから課せられた私の職責を果たしてまいります。市民の皆さん、議員各位にはどうか御理解をいただき、御協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
![再選を果たし初登庁の挨拶](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/neyamon/article/00505313/internal_1687449648526.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
令和5年6月定例会は7月7日(金)まで開催されます。
場所 寝屋川市役所 議会棟 2階議場
傍聴申込 事前申込不要、当日直接申込
6月20日(火曜日)10時本会議(第1日) 市長所信表明、付議事件即決、委員会付託
6月28日(水曜日)10時本会議(第2日) 代表質問
6月29日(木曜日)10時本会議(第3日) 代表質問
7月7日(金曜日)10時本会議(第4日) 委員長報告、追加事件即決
広瀬けいすけ市長の所信表明の全文はこちらからご覧になれます。
寝屋川市経営企画部企画3課より情報提供いただきました。
【施設情報】
寝屋川市役所 議会事務局
〒572-8555
大阪府寝屋川市本町1番1号(市役所議会棟2階)
電話:072-824-0010