「骨付き肉が美味しい」←「気のせい?」料理人の回答に…『ほら、やっぱり!!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
いきなりですが、皆さんは「お肉」と「お魚」どちらが好きですか?もし、あなたの回答が「お肉」でしたら、今回の内容は絶対に見逃してはいけません!
皆さんに1つお聞きします、『美味しそう』と感じるお肉には“どのような特徴”がありますか?私は間違いなく「骨付き」です。お肉に骨がついているだけで、なぜあんなに美味しそうに感じるのでしょうか。これは単に気のせいなのでしょうか、それとも理由があるのでしょうか?
今回は「骨付き肉」の謎に迫りたいと思います。スペアリブが好きな方は最後まで読んで下さいね!
今回の目次
- 気のせいなの?
- 骨に含まれる髄液
- 硬くなるのを抑える
- 人間の本能
- まとめ
気のせいなの?
「骨付き肉」が「骨なし肉」に比べて美味しいと感じるのは、気のせいなのでしょうか?
結論から言うと…気のせいではありません!!!
なぜ、私たちは骨付き肉が美味しいと感じるのでしょうか?骨付き肉が美味しい理由は全部で3つあります。それでは、1つずつ詳しく、理由と解説を見ていきましょう!
骨に含まれる髄液
まず、理由の1つ目が「髄液」にあります。
骨の中には『旨み』や『コラーゲン』が含まれており、血液を生成する骨髄が存在します。骨付き肉を加熱すると、骨にあいている穴を通してこの髄液が外に出てきます。
しっかり加熱したのにも関わらず、食べ終わった骨つき肉の「骨」や「骨の周り」が赤くなっていた経験ありませんか?それが髄液です。
硬くなるのを抑える
2つ目の理由が「硬くなるのを抑える」です。
お肉を焼いたときの1番の失敗は「硬くなる」ことではないでしょうか?
「お肉が硬くなる」=「筋線維が縮む」ということです。
骨付き肉は、筋線維が骨に引っ張られ、ピンと張った状態になっています。つまり、加熱をしても縮みが抑制される状態にあるのです。
人間の本能
最後の理由は「本能」です。
皆さん、食べ物に「かぶりついて食べる」と一層美味しく感じませんか?
例えば『焼き鳥』、鶏肉を串で食べるか、箸で食べるかによって美味しさが違うように感じると思います。同じ鶏肉なのにこれは一体なぜなのでしょうか?
私はこれを「人間の本能」だと思っています。遥か昔を遡れば、我々の祖先は獲物を仕留め、骨から肉を直接引きちぎって食べていたでしょう。食べ物を串(骨)から引き抜くときの動作や顎にかける力が、その食べ物を「食べている」という実感がより増し、おいしさを引き立てているのではないでしょうか。
まとめ
- 骨つき肉が美味しいと感じるのは気のせいでは無い!
- 美味しい理由は3つある
- ①骨に含まれる髄液
- ②硬くなるのを抑える
- ③人間の本能
【もっと学びたい人へ】
「アスパラはメスを買うべき理由」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!