こんにちは！精神科医のしょうです。私は普段、精神科での外来診療を行い、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね（外部リンク）

恋人が繊細な気質を持ったHSPさんだった場合、どうすれば穏やかな付き合い方が出来るのか考えてしまいますよね。

HSPの気質を持っていない人にとっては、何が良くて何がダメなのか今ひとつ分からないのではないでしょうか。

HSPさんは光や音、匂いなど環境からの影響を敏感に受けるだけではなく、些細な言葉や態度ひとつで傷付いたり感情を揺さぶられてしまいます。

そんなHSPさんと上手く付き合うには、まずはHSPの気質をよく理解して歩み寄ってあげることが何よりも一番大切です。

今回はHSPの気質を持った恋人と上手く付き合うためのコツやNGポイントなどを紹介します！

HSPの恋人と上手く付き合うためのポイント

適度に一人になれる時間を作る

HSPさんは人間関係や仕事などさまざまな刺激によって心身が疲弊している人が多いです。

好きな人が相手だとしても、長い時間べったりするのは気疲れしてしまいます。

HSPさんにとって一人の時間というのは「疲弊した体力や心を回復させるための大切な時間」なので、なくてはならないものなのです。

かといって放置されすぎるのも不安になってしまうので、適度に一人になれる時間を作ってあげるようにすると良いでしょう。

ネガティブな発言をしない

HSPさんは外部からの情報や感情に影響を受けやすいので、ネガティブな情報を見せるのは避けましょう。

ネガティブなニュースを共有したり、誰かの悪口や批判などもNGです。

批判的な話は共感力の高いHSPさんにとって、まるで自分が言われてるかのように感じて傷付いてしまう可能性も。

必要以上に自分を卑下する発言を頻繁にするのも避けましょう。

HSPさんは話を聞いて共感してくれるので、ついついネガティブなことまで打ち明けてしまいがちですが、その裏で傷付いている可能性があるので注意が必要です。

連絡頻度を合わせる

HSPさんはLINEやメールなどのツールで、連絡を取り合うことがあまり得意ではありません。

会話がダラダラと続いて終わらせるタイミングが分からなかったり、内容を深く読み取ろうとしたり、どう返せばいいのか悩んだり……。

相手からの連絡がないと、自分が何かしてしまったのではないかと考え込んでしまいます。

付き合いたてのカップルだと何も用事がなくても意味のないメッセージを送ってしまいがちですが、HSPさんに対しては避けた方が無難です。

「夜の連絡は日付が変わる前までにする」「朝の忙しい時間は挨拶だけ」などルールを決めて連絡しましょう。

また、HSPさんは長時間の通話もあまり得意ではないので、時間を決めて通話するようにしましょう。

HSPさんにぴったりなデートは？

家の中でのんびりする

外部の刺激を強く受けてしまうので、混み合っている場所や騒がしいお店は避けた方が良いでしょう。

そんなHSPさんにおすすめのデートは「おうちデート」。

一緒に好きなものを食べたり、DVDを観たり、好きなように過ごせるメリットがあります。

HSPさんはまったりとした癒される空間が好きなので、部屋の中が一番安心できるのです。

ずっとべったりしていなくても、同じ空間でそれぞれ違うことをするのもHSPさんにとって居心地良く思えるので、お互い自由に時間を過ごすのがおすすめです。

動物や自然が多いスポット

HSPさんは動物や植物など自然のものと心を通わせることが出来るので、そういったスポットでデートするのもおすすめです。

普段仕事や人間関係に疲れているHSPさんは、動物や植物に触れることでパワーを貰うことができるはず。

あまり遠出できない場合は、猫カフェや水族館などかおすすめ。

また、HSPさんはスピリチュアルのような深い思考を持っている人が多いので、パワースポット巡りをするのも良いでしょう。

ブックカフェや漫画喫茶

HSPさんは深く思考したり自分の考えに浸ったりすることが好きなので、ブックカフェや漫画喫茶など本を読める場所でデートするのがおすすめです。

ブックカフェは観葉植物や照明など店内の環境にこだわっているお店が多く、とても癒される空間です。

静かな空間で好きな本を読みながら、のんびり時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか？

ブックカフェを出た後は、お互い読んだ本の感想を話しながら近くを散歩するのも楽しそうです。

ブックカフェや漫画喫茶の他にも、普通のカフェや喫茶店もゆっくり過ごせるのでHSPさんにおすすめです。

やってはいけないNGポイント

大きな声や音を出す

HSPさんは大きな音が苦手で、とても敏感に反応します。

おうちデートの時は、一緒に映画を観たりゲームをしたりすることもあると思いますが、テレビの音量はなるべく控えめにしてあげてください。

ドアの開閉や足音などの生活音にも敏感なHSPさんがいるので、何が苦手なのか聞いてあげると良いでしょう。

また、大きな声もHSPさんは苦手です。

怒鳴り声はもちろんですが、大きな声で話したり笑ったりする癖がある人はHSPさんの前では少し抑えてあげてくださいね。

連絡を無視する

喧嘩をした時など相手に対して苛立っている時は、つい連絡を無視してしまうこともあるかもしれません。

HSPさんは目に見えないことでも、相手が今どう思っているのかを深くイメージしてしまいます。

「連絡が来ないのは怒っているから？」「嫌いになったのかな」「私が何かしちゃったのかな」というネガティブな感情でいっぱいになってしまうのです。

HSPさんでなくても、連絡を無視されるのは嫌なことですよね。

たとえ怒っていたとしても、HSPさんから連絡が来た場合はなるべく穏やかな文面で返信してあげましょう。

知人の集まりに参加させる

付き合いが長くなってくると「恋人を友達に紹介したい」という考えが浮かぶ人もいますよね。

しかし、内向的なHSPさんは知らない人に囲まれることが大の苦手。

たとえ気を許した恋人が近くに居たとしても、気を遣いすぎて普段のように喋れなかったり、自分がどう思われているのか気にして緊張でぐったりしてしまうことも。

HSPさんにとってこのような場は苦手だということを理解し、無理に参加させようとするのは避けてくださいね。

まとめ

人それぞれ苦手なことが異なるので、疑問に思ったことがあればその都度HSPさんに聞くようにすると良いでしょう。

理解してくれようとしている人が近くにいるだけでも、HSPさんにとって心強いものです。

しかし、HSPさんに合わせて自分のやりたいことや行きたい場所を我慢するのは不満の原因になるので、お互いによく話し合うようにしてくださいね。

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