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ポケモンGO、シカゴフェスでのトラブルからヨーロッパのイベントが延期に

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
(写真:ロイター/アフロ)

 スマホゲーム『ポケモンGO』を運営するNiantic社が、アメリカ・シカゴで開催した同ゲームのイベントで起きたトラブルを受けてか、予定されていたヨーロッパでのイベントを一部延期すると発表しました。

イベントで技術的なトラブルが発生

 ポケモンGOでは、7月22日(現地時間)にアメリカ・シカゴにてリリースから1周年を記念したイベント「Pokémon GO Fest」が実施されました。

 しかしながら来場者が殺到したことから起きた通信障害と技術的なトラブルのために、シカゴのイベント会場ではゲームを満足にプレイできる状態ではなくなり、結果としてNiantic社は来場者に対して参加チケットの返金と100ドル相当のゲーム内マネーを提供するお詫びをすることとなりました。

 そして7月29日、Niantic社はこれを受けてか海外の公式サイトにて「最高のゲームプレイ体験を保証するため」として、8月5日にコペンハーゲンとプラハ、8月12日にストックホルムとアムステルダムで開催を予定していたイベントを秋まで延期すると発表したのです。

 Niantic社は延期のお詫びとして、ヨーロッパの各都市で現地ではめったに見られないレアなポケモン(おそらくは地域限定ポケモン)を出現させるとしています。

日本はスケジュール通り

 こうなると気になるのは8月14日に日本・横浜で予定されている「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」に合わせたポケモンGOのイベントですが、こちらは予定どおり実施されるとのことです。

 イベントは事前申込制のため残念ながら今からの参加は叶いませんが、日本のポケモンGOユーザーからすると一安心と言ったところでしょう。

 とは言えイベント当日の会場にはポケモントレーナーが多く集まることが予想されます。アメリカではNiantic社が多数の来場者への対策をしたうえでトラブルが発生していることから、当日会場の周りでプレイを考えている人はそのことを頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。インターネット(SNS)で起きる炎上の解説、デマのファクトチェック、スマホやガジェットの話題、生成AIが専門。最近はYouTubeでも活動しています。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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