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【福岡市西区】これぞメイドイン博多!贈り物にも最適な博多織の製品が手に入る!工房見学もできる工芸館 

Akikoyamaライター(福岡市)

博多織工芸館

十郎川の河口付近、小戸公園南側に位置する住宅街の中に、博多織の工房兼店舗「博多織工芸館」があります。明治通りの小戸西交差点を東から西に過ぎて、次の壱岐橋交差点を右折し直進すると、右手にユニークな看板が目に入ってきます。

780年以上の歴史を持つ博多織の資料

こちらの工芸館は入場無料です。中に入ると博多織の歴史や文化資料が展示されています。

工房見学、目を見張る大型織機たち

この工芸館の横には工房があります。ガタンゴトンと機械の音が聞こえてきます。

出来上がりの生地の幅などで機械を分けているのだそうです。劇場などに使う緞帳用。

表と裏で仕上がり模様が異なるテーブルセンター用は、機械の中に鏡を設置し確認しながら織れるようになっています。

他にもトップの写真にもあるにわかシリーズの小物用、縦糸の本数が多く縦糸で模様を作るふくさ用など、合計8台の大型機械の稼働は圧巻でした。

工房に来れば職人さんがたが手を止めて、織り方や生地、織り機について説明してくださいます。職人さんの熱い思いが伝わってきました。丁寧に作られている、綺麗な織り目の色鮮やかな小物を、ぜひ身につけたいと思いました。

博多織といえば献上柄

博多織といえば献上柄。仏具である独鈷と華皿をイメージしたこの伝統のデザインは、福岡市立中学校の制服のネクタイやリボンにも採用されています。

献上柄を見れば博多を連想してほしい、と話されるのは工芸館を運営されている、株式会社サヌイ織物の三代目当主讃井勝彦さん。(看板の方です。)タータンチェックならスコットランドのように、献上柄なら博多と思ってもらえたらと、献上柄を広める活動もされています。

伝統を受け継ぎながら進化した博多織の製品たち

資料室の先には博多織の製品がずらりと販売されていました。

その時代の人々が、日常で使えるものを、という当主讃井さんの思いの元に開発された商品たち。小物入れ、財布、名刺入れ、バッグなどなど、こちらの工房で、職人が織り、加工し、縫製した、上質なメイドイン博多が手に入ります。

生地の厚みや幅があり、またその織り方により、締めたら緩まないという特徴がある博多織、その特性を最大限に活かした、シルクの光沢美しいネクタイたち。

小物ならお求めやすい価格で手に入ります。

博多織のウエディングドレスも展示してありました。

3月18日(金)から27日(日)の10日間、「博多織まつり」が開催されます。

特別価格の商品もあるそうです。この機会に足を運んでみられてはいかがでしょうか。

詳しくはHPをご覧ください。

博多織工芸館
住所:〒819-0001 福岡県福岡市西区小戸3丁目51−22
営業時間:月曜日から日曜日 10:00-17:00(年末年始、お盆除く)
入場料 無料
電話番号:092-883-7077
インスタグラム hakataori.sanui
HP 博多織工芸館

ライター(福岡市)

主婦歴20年アラフィフ3児母の飯炊きMomが綴る外食記録。海外からも人気な福岡の美味しいグルメや心地良い空間、また地域の情報をお伝えします。

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