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囲碁強豪女子大生がアルバイトした「石寿会」の思い出

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
筆者撮影

7月13日にあった杉内寿子八段(96歳)―柳原咲輝初段(12歳)戦は、年の差が83歳7ヶ月と史上最大だったため注目されましたが、杉内八段の体調不良により柳原初段の不戦勝となりました。

対局は実現しませんでしたが、公式戦としての記録は残るので、現在の史上最大の年の差対局になります。

杉内寿子(すぎうち・かずこ)八段は、昭和2年生まれ。

長らく女流のトップ棋士であるだけでなく、棋士会長を務めるなど碁界を引っ張ってこられました。

ご主人の故・杉内雅男九段が96歳まで現役で活躍されていましたので、長寿夫妻としても有名です。

私が大学生だった昭和最後から平成にかけて「石寿会」というサロンがありました。

杉内寿子の「寿」の文字を取った、杉内先生の囲碁の会です。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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