【姫路市】身にまとうと抑えきれない高揚感。どこにもない大人かわいい服で一瞬にしてメルヘンの世界へ
いつもインスタグラムで見ていた独特なテイストの服の画像。“大人かわいい”だけではない、惹きつけられる何かがありました。たつの市にアトリエがある「SUNNYTREE」。オーダーと姫路市のショップでの委託販売、各地のイベントやポップアップストアで展開しています。
服飾作家のサニトリさんはフォトグラファーでもあり、「インスタ投稿の画像はこうやって撮っているんですよ」とセルフ撮影風景の現場にも。
着想は海外の農作業着、手術着から
美術系大学を卒業したサニトリさん。結婚・出産後、サニトリベイビーの服やスタイを制作していると、評判に。2011年に「SUNNYTREE」を立ち上げました。「祖母が和裁の仕事をしていて、私も自然に小学生のうちからお人形の服を作っていたのです」とルーツを説明。
最初は子ども服を制作していましたが、イベント出店時に自身が着ていた服に注目が集まり、4年前からは大人服を手がけています。
朝の9時から夕方5時まで作業し、イベントが続くときは1週間で数十着を仕立てるそう。
作品の一部を見せてもらいました。
ワンピース、パンツ、ジャンパースカート、ジレ、ベスト。生地はリネンが中心です。「上質な素材は作っている自分も豊かな気持ちにさせてくれます」
フランスの美しい田舎で農業に従事する女性の作業着、海外で手術の際に着ていたサージカルドレスにインスピレーションを得ているとか。
2WAYのものが多く、下の写真のジレもそう。
前と後ろを反対にすると、おやおやボタンが。
ジレのリボンは甘くなり過ぎないように結ばずそのまま、がポイントです。
肌触りがよく、動きやすい独特なデザイン
身長も体型も超越した、垣根のないファッション。
151cmの小柄なサニトリさんが着用しているのはワンピースとパンツ? ううん、違います。
バルーンの袖がキュートなブラウス、ギャザーエプロン、裾にタブ切り替えがあるラピュタパンツ、付け襟で構成されているのです。遊び心がある。
千姫は、襟のプリーツがアクセントのワンピースに前後2WAYのロングベストを重ねて。
しっかりしているのに、肌触りがよい生地。嬉しくてくるくる回りました。とても動きやすい。
後ろ姿もキュートでしょ。
2WAYだったり、重ね着できたり、いろいろなアレンジが楽しめる。全国にファンがいて、関東、中部、四国、九州地方からポップアップストアのオファーがくるのも不思議ではありません。千姫は、ありふれていないデザインなのに価格が抑えめなのもありがたいと思いました。
オーダーのほか、姫路市内のショップ「Muu」や5月11、12日に開催される「2024ひめじアーティストフェスティバル」で。遠方の人はイベントやポップアップストアが近くで開催されるタイミングをインスタグラムでチェックして!
「テンションが上がる世界観を分かち合いたい」とサニトリさん。
メルヘンの世界の主人公になりましょう。
SUNNYTREE
※問い合わせはインスタグラムのDMから
●委託販売店:Muu ※大人服、子ども服とも販売
兵庫県姫路市網干区垣内東町68
営業曜日・時間:木、金曜の10:00~16:00
●イベント
「2024ひめじアーティストフェスティバル」
5月11日(土)、12日(日)
姫路城北側 シロトピア記念公園