【河内長野市】ピンクのカルミアや白いウツギの花が満開!滝畑ダムの遊歩道は花いっぱいの季節です
昨日は2013年以来10年ぶりに5月の梅雨入りとの発表がありましたね。それでも昨日のお昼くらいまでは、滝畑ダムの周辺には少しの間ですが晴れ間も見られました。
昨日所要で滝畑ダムに行った際に、滝畑ダムの関係者の方から「遊歩道にカルミア、ウツギ、エニシダなどの素敵な花が咲いていますよ」とアドバイスをいただきました。
とても気になりましたので、滝畑遊歩道を歩いて実際の花の様子を見てきました。
というわけで滝畑ダムのダムサイトに到着です。ここから遊歩道を滝畑ダムのバス停方向まで歩いてみることにしました。
滝畑ダムから見えるものと言えば、白で囲んだ磨崖仏(まがいぶつ)が有名ですが、
よく見ると摩崖仏の周りにも、白で囲ったような顔らしいものが見えます。
おそらく目の錯覚かもしれませんが、探し出すとなかなか面白いので、興味のある方は滝畑ダムで探してみてください。
さて、今回の目的は磨崖仏ではなく、花のほうです。遊歩道に急ぎましょう。
遊歩道に入ります。
遊歩道を歩いてもいつもは滝畑ダムの風景ばかり気になりますが、花を意識して歩いてみると早くも見えてきました。
それがこちらのカルミアです。調べてみると、ツツジ科に属する花の種類で、北アメリカやキューバが原産なのだそうです。
美しい花ですが、葉の部分は有毒で、羊が中毒になる場合が多いとのこと。そのため「羊殺し(Lambkill)」との異名を持っています。
和名は、セイヨウシャクナゲやアメリカシャクナゲです。
カルミアの群生の上にも、赤いシャクナゲが見えますね。
カルミアの群生がずっと続いています。およそ30メートルくらいでしょうか?
ちょうどカルミアの群生の終わりのあたりにあるのが、滝畑レイクパークの跡地です。
では、カルミアのほかにはどんな花が咲いているでしょうか?
次にこちらを見つけました。アヤメの仲間のようですね。花の画像検索で調べるとアヤメ属のイチハツと呼ばれる花のようです。
室町時代に渡来した中国原産の植物とのこと、アヤメの仲間ではいちばん最初に咲くのでイチハツという名前がついているそうです。
しばらく歩くと上のほうに白っぽい花が見えてきました。
これはウツギのようですね。「空木」の意味で、花は卯月(旧暦4月)に咲くことからウノハナ(卯の花)とも呼ばれているようです。
どんどん歩いていきましょう。次はどんな花が咲いているでしょうか?
こちらはエニシダのようです。もしかしたら似ているヒメエニシダかもしれません。
エニシダ(ヒメエニシダ)は地中海原産の花で、明治時代に日本に入ってきたそうです。
エニシダはマメ科の植物なので花の後にできる実をみると本当にマメですね。ただしエニシダには毒があるようです。間違っても取って食べないようにしましょう。
また白い花があります。こちらもウツギのようですね。
さて、花は山側だけではありません。
このように、道路から見てダム湖側にも白い花の群生が見られました。
別のところからも、先ほどのエニシダの花が咲いています。どうやら白いウツギと黄色いエニシダが滝畑ダムの遊歩道沿いにメインで咲いていて、カルミアはひとつの場所に集中して咲いているようでした。
という感じで遊歩道を歩いていきます。1月にはシティマラソンのコースにもなっている遊歩道なので、多少の高低差があっても気にならないレベル。ウォーキングには最適ですね。
花も美しいですが、鳥のさえずる声も聞こえて心地よかったです。まだウグイスが鳴いていました。
新緑も美しいので目の保養にもなり、良い時間を過ごせました。
こうして滝畑ダムサイトから大体30分くらい歩いていくと、
夕月橋が見えてきました。滝畑ダムのバス停まであと一息ですね。
少し離れているのではっきりはわかりませんが、キショウブのようなものが咲いていました。
ということで滝畑ダムのバス停の前まで来ましたが、バスの発車時刻まで1時間ほどあり、お昼時ということもあったので、湖畔食堂でコロッケ定食(600円)をいただきました。相変わらずの美味しさです。
後はバスに乗って市中心部に戻りました。バス停の近くには、梅雨の花と言っても過言ではないアジサイが咲いていましたが、こちらはまだのようです。
滝畑ダム遊歩道
住所:大阪府河内長野市滝畑
アクセス:南海近鉄河内長野駅からバス、滝畑ダムサイトバス停および夕月橋バス停から徒歩
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