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行列の絶えない地元の人々が通いつめる豚骨ラーメン店《一度は食べておきたい魅力あふれるラーメンとは?》

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

いま現在の福岡・博多で、地元の人々を虜にし続けている「地元民御用達」のお店。甘めに設計された豚骨ベースのスープが特徴的で、古くから通う地域の人々はもちろん、遠くからわざわざ足を運ぶ常連も多い豚骨ラーメン店。

福岡県福岡市南区の井尻。初めて訪れた方でも一度ハマると何度も訪れたくなる名店で、この地域では有名な老舗ではあるもののメディア等への露出は極めて少ないため“知る人ぞ知る”というお店でもある。それでもここ最近は営業開始時間の11時半が近づくと店先に行列ができ始め、開店と同時に満席になることもある人気のお店。

開店即満席の理由は「タコめし」にあり

開店と同時に満席になる理由の一つとして考えられるのが〈てんてんラーメン〉のもう一つの名物「タコめし」にある。土・日曜日は特に開店30分ほどで、平日でも午後になると完売してしまう逸品。

小ぶりのお茶碗にふわりと盛られた一杯は、ラーメンのお供に最適な素朴な味わいが人気のひと品。どうしても「タコめし」を食べたい時は開店前、もしくは開店直後の1巡目を狙って訪問するのが必須条件なので、どうしても開店時間前後に混雑してしまう。

一度訪れるとハマってしまう希少なお店

この日、訪れたのは14時少し前。混雑を避けるため敢えてその時間を設定したつもりが、専用駐車場は相変わらず満車なので近くの有料駐車場に車を停め店先へ到着。(店先には行例はないものの)店内はお子様連れのご家族がとても多くテーブルもカウンターも満席状態。だけど店内は穏やかであたたかなアットホームな雰囲気に包まれているので、自身ものんびりと待つことできる。そして5分ほどで空席に腰を下ろした。

注文は、最もハマっているメニュー「ピリ辛もやしラーメン」に搾りたての「ニンニク」をトッピングしてもらう選択。もちろんこの時点で名物の「タコめし」は完売済。麺の硬さは「カタ」にして待つこと少々。

その場で搾られたニンニクが乗り、配膳された「ピリ辛もやしニンニクラーメン」は、見るからにワイルドな一杯。ピリ辛の辛味ソースは、あくまでもピリ辛なため強烈な辛さではない。

しかし〈てんてんラーメン〉といえばの「甘いスープ」にとても合う逸品なので少しずつスープに溶かし馴染ませながら麺とともにいただくと、甘い癒しの中にちょっとした刺激が加わる至極の一杯へと昇華していく。そのスープに合わせる麺は、しなやかで歯切れのいい細ストレート麺。麺自体の美味しさが秀逸なのでぜひご体感いただきたい。

そんな〈てんてんラーメン〉の美味しさに一度ハマると『もう抜け出せない』。そんな感覚に陥り自身もここ数年は間隔を置かずに定期的に訪れている。本音をいうと(行列さえ無ければ)もっと頻繁に日常的に利用したいと思うお店だ。この日も大満足でごちそうさまでした。

西鉄天神大牟田線の「井尻駅」とJR九州鹿児島本線の「笹原駅」が最寄りの駅。いずれの駅からも歩いて5分ほどの距離感で住宅地の中にポツンと存在する。創業から少なくとも30年前後は営業されている昔も今も変わらない存在感のあるお店。そんな〈てんてんラーメン〉の暖簾には『 、、ラーメン 』と表記されている。


てんてんラーメン(、、ラーメン)

住所  :福岡県福岡市南区井尻3丁目14-33
[地図
営業時間:11時30分~21時00分(火曜日〜土曜日)

    :11時30分〜17時00分(日曜日)
定休日 :月曜日

駐車場 :専用駐車場あり(近隣に有料駐車場あり)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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