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新学期に向け書道道具準備しよう!!!

春佳書道家

書道を始めるのに必要なのは、やはり道具です!そして小学生のお子さんをお持ちの方は小学3年生からは毛筆の授業が始まります。教室や学校で講師をしている目線で、今回は紹介していきます!!

書道セット

近藤 はるか(@shun.kei) 呉竹書道セット
近藤 はるか(@shun.kei) 呉竹書道セット

小学3年生から国語の書写で毛筆が始まります。必修になるので、学校で購入される方が多くいらっしゃるとおもいます。最近は可愛いものやかっこいいものなど色んな種類の書道セットが販売されています。中身はほとんど同じなので、お好きなバッグで選び放題です!!ただ学校購入の際は、同じバッグの生徒も多いので名前以外にキーホルダーやリボンを付けるなど自分のものと分かりやすいようにすることをお勧めします!小学生で、教室で開けたら別の生徒のセットだったということがたまにあります。

硯(すずり)

近藤 はるか(@shun.kei) 呉竹書道セット
近藤 はるか(@shun.kei) 呉竹書道セット

硯は本来、石でできているので思いのですが、セットにはいっている硯は、持ち運びのことも考慮してプラスチック製のものがはいっています。

表と裏がある

プラスチック製の硯はメーカーによっては表裏があります。裏は墨がたっぷりはいります。なので書初めなどで大きな筆を使うときに使用します!基本的には表面です。

墨こぼれ防止の為に

硯はケースに入っていています。書いているとやはり硯とケースの間に墨汁が入ってしまいます。特に低学年のお子さんは。そのまま蓋をして片付けすると、次回開いた時に悲惨なことに、、、もしくは蓋がしっかりしまっていなかったら墨汁が溢れでることも、、、

そんな事にならないように、硯の下に紙や薄いタオルを入れておくのがおすすめです!ある程度墨を吸収したら交換したらOKです!

セットの中には筆巻きに入った大筆と小筆が入っています。

最初は糊ががついた状態で固まっています。すぐおろしたいところではありますが、学校の先生によって使い方が違うのでそのままにしておいたほうが良いです。

名前シールを活用

筆に直接名前を書くと、消えてしまったり、墨と混合してわからなくなります。名前シールを活用しましょう!最近の道具セットにはシールがついているものもあります。また学校購入であればみんな一緒でわからなくなってしまいます。マスキングテープを活用するのもオススメです!

下敷き

セットには下敷きもきちんと入っています。ただ薄いものが多いので、お子さんによっては片ずけの際シワクチャになってそのままシワがついてしまい、書きづらいという事もしばしばあります。文具店や書道洋品店で500円くらいで売ってあるので別で購入するのもオススメです!

罫線いりも

写真のような罫線入りのものもあります。紙を折らずに書くことができます。ガタガタして書きづらくイライラするより、スムーズに書ける方が断然書道・書写の時間も楽しくなります!

最後に

紙や墨汁、固形の墨もセットの中に入っています!すぐに始められる状態です!今後、紙や墨について書いていこうと思います!これまた奥が深いです!

今回は書道セットについて書いていきました。いかがでしたでしょうか?少しでもお役に立てたら嬉しいです!

いろんな書道セットが売ってありますのでお好きなものをお選びください!どのセットも内容はほとんど変わりません!すぐに始められるようになってます!!楽しく書いてください〜

また次回!!!

書道家

長崎県出身。4歳から書道を始める。東京学芸大学教育学部書道専攻卒。現在、東京を拠点に活動中。春佳書道教室主宰。高校芸術科書道講師。Instagramにて文字動画や書道作品を投稿している。古典を中心に、様々な書風の作品をつくっている。また「ふで男とゆかいな仲間たち」という書道道具をモチーフにしたイラストも書いている。

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