書道の先生が教えるちょっとしたポイントで美文字に!「口」の書き方
こんにちは。書道家の近藤はるかです。スマホやパソコンを触る時間が増え、手書きは減ってきました。でも、お手紙やメモなどを書くときや名前を書くときに、「もっと上手に書けたらいい」「美文字になりたい!」と思うことも多いはずです。美文字へのポイントを紹介していきます。
今回は「口」。ポイントをおさえるだけで、これまでの「口」とは見違えること間違いなしです。
字形は「逆台形」
「口」はただの四角です。正方形ではなく逆台形にすることで、すっきりとした印象になります。
一画目
すーっと内側へ。
二画目
少しあけて横画を。( あけずに書いてもOK )転折は真下ではなく内側へ。
三画目
ここが最大ポイント!一画目の縦の下を少し出して、二画目よりちょっとだします。みなさん普段書いている「口」はどうですか?出ていなかった方は、ここを意識するだけで「口」が変化するはずです。
おまけ
行書の「口」です。楷書とは違い、2&3画目を連続させます。アルファベットの「Z」をイメージして書いてみてください。曲がり方を変えるだけで字の雰囲気も変わります。
「口」は単体だけでなく、いろんな漢字にでてきます。また応用編として「中」でも同じポイントです。ぜひ練習してみてください。
今回紹介した書き方は一つの例です。様々な書き方があります。参考にしてもらえたら嬉しいです。