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元BC新潟の28歳、自己最長の6回を投げ1失点 チームの連敗を止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
6回1失点で今季初勝利のユン・デギョン(写真:ハンファイーグルス)

15日のKBOリーグは、全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

3連敗中で9位タイ(最下位)のハンファイーグルスは2位のLGツインズと対戦。ハンファは1回裏、2死ランナーなしから4点を挙げ先制した。

序盤にリードをもらったハンファの先発ユン・デギョンは、ストライクゾーンから低めに落ちる縦のスライダーの精度が良く好投を見せる。LG打線から空振りを誘い、自己最長となる6回を投げて6奪三振。与えたヒットは3本でソロアーチの1点に抑えた。

試合は7-3でハンファが勝利しユン・デギョンは今季初勝利。ハンファは連敗を3で止め、今季3勝目(9敗)を挙げた。

◇4月15日(金)の結果

・トゥサン 2 - 4 キウム(チャムシル)

 勝:エップラー

 敗:チェ ウォンジュン

・SSG 5 - 0 サムスン(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:スアレス

・ハンファ 7 - 3 LG(テジョン)

 勝:ユン デギョン

 敗:イ ミンホ

・ロッテ 9 - 7 KT(プサン)

 勝:イ インボク

 敗:ペ ジェソン

・NC 5 - 0 KIA(チャンウォン)

 勝:パーソンズ

 敗:ノリン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「3年前にBC新潟でプレー」

ハンファのユン・デギョンは、2013年に内野手としてサムスンライオンズに入団。翌年、コーチの勧めで投手に転向するも1軍登板ないまま軍に入隊し、その後戦力外となった。

活動の場を日本に向けたユン・デギョンは、ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCでプレー。同チーム在籍中の19年7月にハンファ入りが決まった。KBOリーグ復帰後は中継ぎ、先発として起用されると、20年は55試合に投げ5勝7ホールド、昨季は43試合2勝5敗7ホールドを記録した。今季は3試合に登板、2度目の先発となったこの日、初白星を挙げた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

SSGランダーズとの2軍戦に1番センターで先発出場。内野ゴロ4つの4打数無安打だった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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