IBFスーパーミドル級チャンピオンがデビュー以来21連勝を飾り、防衛に成功
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現地時間1月30日に行われたIBFスーパーミドル級タイトルマッチは、チャンピオン、カレブ・プラント(28)が、かつて同ベルトを巻いていたカレブ・トゥルアックス(37)を判定で下して3度目の防衛に成功した。
![Photo: Frank Micelotta/Fox Sports](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00220545/image-1612168192195.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
20戦全勝12KOでこの日を迎えたチャンピオンは、左で試合をコントロールする。上下へのジャブ。ジャブを放ち、同じモーションからの左フック。右ストレートを打つと見せかけての左アッパーなど、攻撃にバリエーションがある。
誰もが中盤以降にプラントが挑戦者をKOするであろうと、"その時"を見守っていた。
しかし、チャンピオンは途中から手数が減り、スローダウンする。序盤に左拳を痛めてしまったことが、試合後に発覚した。
それでも、最後まで自分の距離を保ち、全てのジャッジが120-108と採点する圧勝であった。王者はこの日、581のパンチを放ち、179をヒットさせた。31勝(19KO)5敗2分けとなったトゥルアックスは、389のパンチを振るい、とらえたのは47発だった。
![Photo: Frank Micelotta/Fox Sports](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00220545/image-1612168231693.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
試合後、プラントは言った。
「今日の結果に満足している。全てのラウンドで、俺が挑戦者を上回っていた。彼は何も出来なかったね。ただ耐えるだけの試合だったんじゃないか。
第3ラウンドくらいに、左手に痛みを覚えた。腫れ上がったような、そんな感じかな。過去にも似たような経験がある。今後の試合に影響を及ぼさないように、きちんと診察を受けるよ」
![Photo: Frank Micelotta/Fox Sports](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00220545/image-1612168290438.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「チャンピオンっていうのは、どんな状況に置かれても動じず、起こったハプニングに柔軟に適応しなければならない。目的がブレたり、意志が揺らいだり、戦いを捨てたりするなんて以ての外だ。ケガをしながら、チャンピオンらしく最後まで戦えたことが収穫だね。
でも、やっぱりKOしたかった。ケガをしてしまった後悔と失望が多少ある。スーパーミドル級で最強なのは自分だと信じているし、この階級を統一する初の男になりたいと思っている。誰とでも、どこでも戦うし、目の前の相手を必ずノックアウトしてみせる」
となると、やはりカレブ・プラントのターゲットは、サウル・"カネロ"・アルバレスとなる。是非とも今年中に実現してもらいたいカードだ。