【神戸市】「はまかぜリベラルアーツ研究所」は「学び直し」専門カルチャースクール。オンラインで実施中!
「はまかぜリベラルアーツ研究所(はまリベ)」は「学び直し」専門のカルチャースクール。初学者や「学び直し」に関心がある方を対象に、主にオンラインで実施されています。
コンセプトは「知らないって楽しい」。コロナ禍で在宅勤務になったことをきっかけに「学び直し」を始めた所長ご夫妻が、学問の素晴らしさや知識を増やす楽しさを実感された時のお気持ちが元になっています。
勉強したいけれど余裕がない、学問にコンプレックスがあるといった社会人の方に、学ぶことの楽しさをお届けしたいとの考えから「はまリベ」は設立されました。
自然と触れ合う環境で子育てをしたいと選んだ移住先は須磨海岸のすぐ近く。浜風が心地よい高台に「はまリベ」はあります。こちらが「はまリベ」所長の谷口創さん。床から天井までぎっしりと本が詰まった圧巻の書斎には、約2000冊もの蔵書があります。
公私ともにパートナーの助手、谷口嘉那さんと「学ぶ楽しさ」を伝えるためにさまざまな工夫をされています。
用意していただいた資料に日本人の「学び直し」ができていない状況が示されていました。有業者の学習時間は1週間平均わずか「7分」、96%の社会人の勉強時間は何と「0分」という結果でした(令和3年総務省調査)。
時間やお金がない、周囲に学べる環境がないといった方のために、「はまリベ」では、無理なく「学び」を習慣化できるように「学びのエントランス」を3段階で提唱されています。
最初におすすめされているのが「はまリベらじお」です。ゆるくて学べる内容のオンライントーク(60分)を月1本のペースで配信されています。第9回の「はまリベらじお」では、所長が選んだ『スタジオジブリ物語』について、ジブリ好きのOKKOさんをゲストにお迎えしてジブリの製作裏のエピソードなどをお話しされています。こちらからお聞きいただけます。
次の段階でおすすめされているのが「30分読書部」です。毎晩22時から30分間、Discordアプリが会場となる自由参加のオンラインコミュニティ。登録、参加は無料です。子どもの頃、寝る前に絵本を読んでもらうのが楽しみだったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのワクワクした感覚を久しぶりに味わってみるのも良いですね。こちらから「入部(ご参加)」いただけます。 いつでも入退部自由、気軽に参加できます。
3番目に提示されているのが「読書会」。事前に課題本を読み、内容について多角的に話し合う場になります。次回は2024年6月29日(土)19:00〜20:30「現代語訳で読む『紫式部日記』読書会」、こちらは参加費が必要です。これまでの読書会で角田光代訳『源氏物語』の完読を目指されていて、「何故、紫式部は源氏物語を書こうと思ったのか」、「紫式部とは一体何者だったのか」といった作者自身への関心が高まったそう。そこで紫式部の「肉声」に触れられる「紫式部日記」を現代語訳で読む今回の読書会を企画されたそうです。NHK大河ドラマで注目を浴びる今、初めて参加される方も大歓迎。こちらから申し込みできます。
「はまリベ」が提示されている「学びのエントランス」は全てオンラインで実施されています。神戸在住の方はもちろんのこと、世界中の皆さんがつながって「学び直し」できると素敵ですね。
兵庫県神戸市須磨区須磨本町2丁目4−15