Yahoo!ニュース

【岡山市中区】新岡山港発着のおりんぴあどりーむで行く「サンセットクルーズ」で瀬戸内海へ沈む夕日を観賞

岡本康史市民ライター・編集者(岡山市)

11/18(土)の夕方に行われた、国際両備フェリー株式会社の企画「サンセットクルーズ」。新岡山港発着で、フェリー「おりんぴあどりーむ」に乗船するものです。16時出航なので、この秋の季節はちょうど日没時間。そう「サンセット」とは日没のことです。つまりキレイな夕日を船の上から見られるわけですね。招待いただいたので行ってきました。

同日に「港のマルシェ」もやっていた

港のマルシェの様子
港のマルシェの様子

この日、新岡山港フェリーターミナルでは「港のマルシェ」も行われていました。終了時間は15時。マルシェ終了の時間を過ぎるとサンセットクルーズの参加者たちが、わらわらとどこからともなく集まります。

関連記事:【岡山市中区】新岡山港フェリーターミナルで開催の「港のマルシェ」は、様々な工夫が随所に光る催し

夕日前の太陽はしっかり見えるが…

乗船前にチケット番号順に整列し、乗場前まで移動します。

太陽が沈みゆく空には少々の雲が…。う~ん、なんだか「夕日が見られるのかな」と少しそわそわしてしまいました。

しかし、おりんぴあどりーむが港に入ってくると、その思いはどこか吹っ飛びます。船の最上階からは誰かが手を振ってくれていました。

乗船口が開きます!この瞬間って、なぜだかわくわくするものです。

ちなみに、1階(車輛甲板)部分は車が乗るスペースでこのようになっています。車が全然停まっていない状態というのも、レアな風景です。

昼間の船内見学時撮影
昼間の船内見学時撮影

思い思いに船内で過ごす

さぁ、2階(客室)の席は自由席なので、早い者勝ちです。先頭の座席に行くか、4人がけのBOX席にするかなどなど、思いを巡らせます。

船内を見渡すと家族連れ、カップル、友達同士と見られる団体など、本当に様々なひと・年代が集まっていました。ちょっとした旅行気分ですね。

また、船内のラウンジコーナーには飲み物や唐揚げ串、ドーナツ、チュロスなどが用意されていました。

船内販売だけではなく、飲食物の持ち込みも可能だったため、大人たちの席では“お酒”も登場し、ちょっとした飲み会の雰囲気に。そのひとたちは船外のデッキに出ることはなく、終始席で盛り上がっていました。その反対に家族連れ、とくに子どもがいる場合はデッキに出て、海風にあたるたびに「きゃ~!」と声をあげ、楽しそうに船内を巡っていたのが印象的です。

どの過ごし方が正解というわけではなく、思い思いに過ごすことがこのサンセットクルーズの魅力かと思います。

3階には遊具

船なのになぜだか、3階(船橋甲板)には遊具が設置されていました。子どもたちが喜ぶこと、喜ぶこと。寒いのに…。

ブランコは、漕ぎすぎると海に放り出されそうで怖かったです…(もちろん縄で固定してあり安全)。でも子どもたちは平気で、この余裕です。

ブランコの後ろにあるのは、ボルダリング。

滑り台だってあります。

なんと小さなかわいいメリーゴーランドも。

屋根がある場所には、小さな小さなジャングルジム風の遊具がありました。

サンセット(日没)だけが目的で他にすることがない場合、子どもたちは飽きてしまいますよね。このように遊具があれば、遊んで時間を過ごせます。親としてもありがたい。

掲載している画像は加工で明るくなっていますが、出航してからの空は以下のような感じ。

だんだんと夕暮れが迫ってきました。ちょっと雲が多いなぁ…。

4階では岡山東商業高校の吹奏楽演奏

4階(展望場所)に移動すると、そこにはなにか人だかりが。そして軽快な音楽が聴こえてきます。

おりんぴあどりーむが港にやってきたとき4階から手を振ってくれていたのは、岡山東商業高校吹奏楽部の生徒さんでした。子どもたちも手を振り返していたので、うれしかったのでしょう。

また吹奏楽部の生徒さんたちは、出航中ず~~~っと演奏していたのが印象的です。外で寒かっただろうに…。

大人が好みそうな音楽、そして子どもがウキウキしそうな音楽を演奏していました。サンセットクルーズに花を添えてくれた感じですね。

果たして夕日は見られたのか

だんだんと日没時間が近づいてきました。“サンセットクルーズ”なので、夕日が気になるところです。

西の空を確認すると、厚い雲で覆われています。その間からは、陽の光が。

しばらく粘っていると……。

雲の隙間から、見られました!この瞬間、「サンセットクルーズに参加して良かったなぁ」という気持ちが。キレイな夕日をカメラに収めようとたくさんのひとたちがシャッターをきっていました。

1時間40分のクルーズ

サンセットクルーズは16時~17時40分までの予定です。つまり1時間40分のちょっとした旅ですね。最初この時間を見たときは「長いなぁ」とは思っていたのですが、船上での時間は飽きることなくあっという間に過ぎた感覚でした。

なんとなくですが、他のひとたちも満足気な雰囲気。

港に戻ってきました。

おりんぴあどりーむも、お疲れ様でした。

参考情報

サンセットクルーズ、次回もあるといいですね。

・開催された日:11/18(土)
・運行時間:16時発~17時40分着(1時間40分)
・定員:先着200名(その後、好評につき30名追加し計230名に)
・船内飲食:持込可能、船内販売あり
・会場:新岡山港フェリーターのりば(岡山市中区新築港9-1
・乗船料:大人(中学生以上)1人:1,200円、小人(1歳~小学生)1人:600円
・問い合わせ先:国際両備フェリー株式会社 岡山航路部 086-274-1222
・URL:両備小豆島フェリーグループ

市民ライター・編集者(岡山市)

地域コミュニティWebメディア「倉敷とことこ/備後とことこ」編集長。(一社)はれとこ副代表理事。 何ごとも丁寧な作業がモットー。3人の子のパパ。1年間の育休の経験あり。フリーランス。妻:統合失調症/ASD、長男/長女:ASD/ADHD、次男もたぶん発達障害にてサポートと育児に奮闘中。結構つらくて、しんどい。

岡本康史の最近の記事