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有名シェフが作るイタリア料理の立ち飲みBar!隣で絶品ボロネーゼも【神戸・OSTERIA BUCO】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

最近は、立ち飲みのスタンドやひとりでも気軽に飲めるお店が多くなってきていますね。そんな中、本格イタリア料理を立ち飲みで楽しめたり、店頭でテイクアウトができるお店がオープンしたのをご存知でしょうか。

ショーケースにずらりと並ぶイタリア料理の数々 取材協力 OSTERIA BUCO
ショーケースにずらりと並ぶイタリア料理の数々 取材協力 OSTERIA BUCO

元町にある「GASTORONOMIA BUCO (ガストロノミア ブッコ)」は、イタリアンのお惣菜屋さんです。店頭のショーケースに出ていないものも含めて、常時40種類ほどのお惣菜が用意されているそうですよ。中にはかなり珍しい素材を使っているお料理もあるんだとか。

例えばここの「ラルド」は、トスカーナ地方で放牧されたチンタセネーゼという黒豚のラードの生ハム。品種が途絶える寸前だった原産種で幻の黒豚と言われるくらいに希少価値が高いそうですよ。目を閉じてじっくりと味わいたい感じですね。

ラルド(バゲットのせ)。ホットワインと共に。松の実やどんぐりしか食べないチンタセネーゼという黒豚、その上質な脂の甘味がほんのり優しく香る 取材協力 OSTERIA BUCO
ラルド(バゲットのせ)。ホットワインと共に。松の実やどんぐりしか食べないチンタセネーゼという黒豚、その上質な脂の甘味がほんのり優しく香る 取材協力 OSTERIA BUCO

実はここのお惣菜は、イタリアのミシュランの星付きレストランで長年修行されていた「澤村潤一シェフ」監修のものなんです。

このショーケースにあるものは全部、セントラルキッチンという場所で澤村シェフが総シェフとなって作っています。そんな本格的なものを気軽にテイクアウト出来るなんて凄くないですか?

2021年4月にオープンしたものの、コロナ禍にあり実質この10月からようやく本格営業が開始となったガストロノミア ブッコ。その存在をまだほとんど知られていないような状況下で、既にリピーターさんもいらっしゃる所はさすがですね。

仔羊の肩ロースハム。柔らかくて、ラム好きにはたまらない良い香り。赤ワインと合わせると幸福度高し 取材協力 OSTERIA BUCO
仔羊の肩ロースハム。柔らかくて、ラム好きにはたまらない良い香り。赤ワインと合わせると幸福度高し 取材協力 OSTERIA BUCO

そのお隣には「OSTERIA BUCO BOLOGNESE(オステリアブッコ ボロネーゼ)」という姉妹店があるのですが、そちらは「ボロネーゼ」がメインのレストランとなっています。ここのボロネーゼやお料理は、澤村シェフのレシピを元にして、厨房でお料理を作っています。

私は、このお店の中橋店長が以前に別の場所で開いていたレストランで、このボロネーゼやお料理に出会いました。

お店が移転した後もその先を調べ、3年前に再び訪れた「オステリアブッコ ボロネーゼ」で、このボロネーゼに再会することができたのです。

ボロネーゼ ¥800(税別) 柔らかなお肉がゴロリ。パスタの種類はパッパルデッレ(写真)、タリアテッレ、スパゲティーニ、キタッラの4種類から選べる 取材協力 OSTERIA BUCO
ボロネーゼ ¥800(税別) 柔らかなお肉がゴロリ。パスタの種類はパッパルデッレ(写真)、タリアテッレ、スパゲティーニ、キタッラの4種類から選べる 取材協力 OSTERIA BUCO

ラグーソースは、まずお肉をお野菜と一緒に時間をかけて煮込み、その後お野菜を更に煮込んで作ったとてもシンプルなもの。仕上げにコクと風味付けで生クリームとバターがほんの少し入っているだけ。ここの基本理念として「毎日食べても美味しいものを」という考えがあるため、余計なものが何も入っていないんです。

本来、イタリア料理は「引き算の料理」だそう。素材をどんどん足していく調理法ではなく、メインになる素材そのものの味を楽しむために余分なものは入れないという調理法なんだとか。だからガストロノミア ブッコの一品も、素材の味そのものがとてもしっかりと感じられたんですね。

カジキマグロのスモーク。素材の旨味、微かな酸味までを引き出す絶妙な塩加減にスモークが味の余韻を残す 取材協力 OSTERIA BUCO
カジキマグロのスモーク。素材の旨味、微かな酸味までを引き出す絶妙な塩加減にスモークが味の余韻を残す 取材協力 OSTERIA BUCO

今日初めて来たというカップルのお客さんに感想を聞いてみると、ふたり声を揃えて「ハズレがない!」と、答えてくれました。生ハムなどの塩加減も辛くなく絶妙とのコメント。そういった部分も「毎日食べても美味しいものを」という考えの元にあると中橋店長は言います。

女性ひとり客も多い店内は、気軽に入れる雰囲気がいい 取材協力 OSTERIA BUCO
女性ひとり客も多い店内は、気軽に入れる雰囲気がいい 取材協力 OSTERIA BUCO

隣同士のこちらの2店舗は、お互いのメニューをどちらでも注文できるそうですよ。ゆっくり座って食事を楽しみたい人も、つまみ喰いしてちょっとだけ飲んで帰りたい人も、時と場合でお店を選べるのが嬉しいですよね。

ガストロノミア ブッコが噂になるのはすぐかも知れません。皆さんも、まだ知られていない今の内に足を運んでみてはいかがでしょうか。

GASTORONOMIA BUCO

営業時間:11:30-22:00
定休日:木曜日
電話:078-334-7699
住所:神戸市中央区三宮町3-6-12
GASTORONOMIA BUCO,OSTERIA BUCO メニュー
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OSTERIA BUCO BOLOGNESE

営業時間:11:30-22:00
定休日:無休
電話:078-391-1464
住所:神戸市中央区三宮町3-6-11
OSTERIA BUCO BOLOGNESE HP

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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